【絵本】「きゅうきゅうばこ」は子ども向け家庭の医学!お医者さんごっこにおすすめ
昨年のクリスマスプレゼントは、オリジナルのお医者さんごっこセットでした。
オリジナルお医者さんごっこセットを一部ハンドメイドで作りました - Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~
なにやら統一感のなくごちゃまぜ、半分手作りのお医者さんごっこセットでしたが、それなりに喜んでくれています。
もう私は一生分の診察を受けたといっても過言ではありません。
さて、本日は、お医者さんごっこセットのプレゼントのなかに詰めた、こちらの絵本を紹介します。
お医者さんごっこをちょっとだけ本格的にしてくれる作品です。
【絵本】「きゅうきゅうばこ」お医者さんごっこのおともに
かがくのとも版 きゅうきゅうばこ (かがくのとも絵本)という作品です。
こちらは医師である山田真氏が文章を、特徴的な画風でファンが多い柳生弦一郎氏が絵をかいています。ちなみにこの二人による「はじめてであう小児科の本 (福音館の単行本)」は、評価が高く30年以上読み継がれています。(現在は第四改訂版が販売中)
絵本「きゅうきゅうばこ」(山田真 ぶん・柳生弦一郎 え)の内容
こちらは、「家庭の医学」の幼児版といえるでしょう。子どもにとって身近なケガ(すりきず、たんこぶ、鼻血など計12症状)を扱い、それぞれどのように処置すればよいかを、柳生氏のイラストで分かりやすく解説しています。
幼児でもわかるように、かなりかみ砕いて書かれていますので、3歳くらいから十分理解できるのではないでしょうか。一応、本の裏表紙には4歳~とあります。
「けがの対処法」といういたってまじめなテーマではありますが、子どもが笑うポイントも多いです。柳生弦一郎氏にかかれば、どんなテーマでも面白くなるのだと実感。普通に読み物としても楽しめますし、わんぱくな子どもたちにも喜ばれる作品だと思います。
ちなみに裏表紙もかわいい!
絵本「きゅうきゅうばこ」(山田真 ぶん・柳生弦一郎 え)を読んだ子供の反応
最初はこの絵本よりも、お医者さんごっこに夢中でした。
ちなみにそれまでのお医者さんごっこといえば
患者「指をケガしました」
⇒子ども「じゃあ注射しまーす」
患者「肩が凝った」
⇒子ども「じゃあ注射しまーす」
患者「鼻血が出た」
⇒子ども「じゃあ注射しまーす」
というように、有無を言わさず注射されドラッグ漬けになっていました。
弟なんて昼寝中に50回以上注射されています…。
患者「注射は怖いのでもういいです」と、反抗してみても
子ども「はいはい、この注射はいたくないですからだいじょう・・・(ブスッ)」
とベテラン看護師かの如く食い気味に注射をぶっさしてくるので、もうお手上げ状態でした。
そんなわけで、本そっちのけでお医者さんごっこに没頭していたのですが、年始になりようやくこの本に気づいてくれました(遅ぇ・・)。
そして、この本を読み
「症状に応じた手当がある」
ということを知ってくれたようです。
当たり前のことなのですが、子どものこういう気づきがちょっと嬉しかったりしますね。
以後、お医者さんごっこの内容も進化しまして、
患者「やけどしました」
⇒子ども「じゃあ冷やしまーす」
患者「とげが刺さった」
⇒子ども「じゃあ抜きまーす」
と、症状に合わせて対応を変えるように・・・。
おお!なんという進化!感動していましたら
子ども「じゃあついでに注射しときまーす(ブスッ)」
やっぱり注射は外せないようです。
手書き読み聞かせノートより
新年一発目の読み聞かせノートです。
読み聞かせノートについての説明はこちら
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