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【絵本】「かさぶたくん」けがが治るまでがわかるマニアックな科学絵本

久しぶりに図鑑を買おうと思い「なんの図鑑が良い?恐竜?それともおさかな?」と聞いたところ、

 

 

「かさぶたの図鑑が良い」

 

 

という斜め上の回答が返ってきました。

 

かさぶたの図鑑はたぶん無いはずですが、以前「かさぶたくん」の本を見かけたことがあり、娘はその本をお気に召したようです。

ということで、今日は娘のリクエストで購入した「かさぶたくん」をご紹介。

 

けがが治るまでがわかる科学絵本!柳生弦一郎『かさぶたくん』

かさぶたくん (かがくのとも絵本)

作品の紹介

かさぶた、できたことがありますね。「ひざこぞうをすりむいたときに、できた」「ナイフで切って、できた」などなど。かさぶたは、血でできた傷のふたなんだよ。まるで、しぜんのバンソウコウみたい。ほら、かさぶたのしたでは、新しい皮膚がどんどん作られています。こどもに身近なかさぶたをめぐってユーモラスに展開しながら、身体の不思議をときあかしていく科学絵本です。

 

作者は柳生弦一郎先生。

柳生弦一郎先生は「はなのあなのはなし 」「おへその ひみつ 」など、からだをテーマにした作品を多く手掛けています。

「かさぶたはなぜできるのか」といった一見難しい話も、柳生マジックにかかると、幼児でも理解できるようになるから不思議です。

「役に立つ」「ためになる」だけではなく、幼児のハートをわしづかみにするユーモアがちりばめられています。ここが柳生作品の素晴らしさですね。

ジャンルとしては科学絵本なのですが、物語絵本でもあり、ギャクやダジャレ本でもある・・・枠にはまらない魅力的な一冊です。

 

かさぶたくんの内容と子どもの感想・反応

f:id:mothersnote:20180510113717j:imageかさぶたくんには主に次のようなことが書かれています。

・かさぶたとはそもそも何か

・かさぶたはどのようにしてできるのか

・かさぶたの役割は何か

 

子ども向けの本と侮ることなかれ、血小板やフィブリンなど、ちょっと難しいワードも出てきますよ。

 

子どもはしょっちゅうケガをするので、身体のあちこちにかさぶたができますよね。かさぶたは子どもにとってかなり身近なものです。でも、かさぶたが一体何の役目を果たしているのか、考えることはほとんどないですよね。

 

うちの子どもはケガに敏感で、少しでも血が出るとかなり落ち込み「いつ治るのか」をしきりに気にします。そんなに痛くもないのに痛がることもしばしば…。

今まで「寝たら治るから大丈夫」とテキトーな回答を連発していたのですが、どうも納得しなくなりました。だって寝てもぜんぜん治ってない・・・。

 

「かさぶたくん」を読んでからは、ケガを心配する子どもに対して

 

・血が止まったらかさぶたができるよ

・かさぶたができたらばい菌が入れなくなるよ

・新しいの皮膚ができたらかさぶたがとれるよ

 

と、私が説明できるようになりました。

子どもは、けがが治るまでのメカニズムがわかると、ホッと安心しています。

 

これからは少々のケガをしても「痛がるのではなく、血やかさぶたを観察しようじゃないか」の精神で。元気いっぱい身体を動かして遊んでもらいたいですね。

 

かさぶたくん (かがくのとも絵本)

かさぶたくん (かがくのとも絵本)

 

 

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