Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~

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【絵本】『そらいろのたね』ふしぎな世界観にわくわく

今回ご紹介するのは、『ぐりとぐら』でおなじみ、なかがわりえこ氏&おおむらゆりこ氏による作品『そらいろのたね』です。

 

3歳ごろからの読み聞かせにおすすめ『そらいろのたね』

そらいろのたね

ゆうじが模型飛行機を飛ばしていると、きつねがやってきて「そらいろのたね」と模型飛行機を交換することになりました。そらいろのたねを植えて水をやると、なんと空色の家が生えてきたではありませんか! 空色の家はみるみるうちに大きくなり、たくさんの動物や鳥や子どもたちの楽しい遊び場になります。しかし再びやってきたきつねが、みんなを追い出して空色の家を独り占めしてしまいます。きつねが家にはいると、空色の家はさらに大きくなって……。

 

http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=64

 

私はこの作品の雰囲気が好きです。

 

種を植えると家が生えてくる・・・・そこに皆が集ってくる

 

突拍子もないようなストーリーですが、次はどうなるのだろうとわくわくさせられるものがあります。

皆が楽しく集える場所、そんな家があったらさぞ素敵ではないでしょうか?

 

でも・・・・独り占めしようとしたとたん、残念な結末を迎えてしまうわけですが(涙)

 

英題は『The Blue Seed』でもやっぱり邦題が好き

そらいろのたね-The Sky Blue Seed (CDと絵本)

 

もしくは、The Sky Blue Seed というようです。
 
福音館書店の絵本には、巻末に必ず英題が記されているので、欠かさずチェックしています。
これまでにもいくつか見比べてきたのですが、全体的に邦題の方がことばの美しさを感じます。これは自分が日本人だから、だという点もありますが。。。
 
・ひらがな、カタカナ、漢字を状況によって使い分けている点
オノマトペの豊富さ
・同じような意味でも語彙が潤沢にある
 
などなど、絵本のタイトルを見比べるだけでも、日本語ってすごいなぁと思います。
 
たとえば、青色を表現するだけで、空色、群青色、紺碧、瑠璃色など、数多くのことばがあります。
更に空色を文字にするにしても、
 
空色、そら色、そらいろ、ソラ色、ソライロ・・・・
 
使い分け次第で印象ががらりと変わります。
 
こういう微妙な、繊細な言葉遣いは日本語の美しさなのかなと日々感じております。
さらにいうと、絵本の読み聞かせを通じて、たくさんの表現や言葉遣いに出会えますよね!
やっぱり、絵本ってすごいなぁ、と今更ながらに感じています。
 
良かったら皆さんも手に取ってみてください。
 
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