【海外絵本の定期購読】月額千円!ワールドライブラリーパーソナルの配本サービスがマジで良い!
数か月前から絵本の定期購読を始めました。
絵本の定期購読とは、年齢に応じた絵本作品を定期的(月1回)自宅に送ってくれる配本サービスのことです。
サービスを行っているところは数多くあります。有名どころでは、絵本ナビ、クレヨンハウス、童話館出版でしょうか。福音館書店、こぐま社、フレーベル館、などの出版社が行っている場合もあります。
で、今回ご紹介するのは、配本サービスのなかでも、かなり個性的な
”WORLDLIBRARY Personal”
というサービス。おそらく開始したばかりのサービスなので、まだあまり知られていないと思うのですが…。
これが個人的におすすめなので、ご紹介させていただきます。
配本サービスWORLDLIBRARY Personalとは?絵本内容や月額料金について
WORLDLIBRARY Personal お姉ちゃんになったね編
株式会社ワールドライブラリーは海外の絵本を翻訳出版している出版社です。 現在約30カ国、95タイトル以上の絵本を保有しております。 WORLDLIBRARY Personalは、こどもの成長に合わせて月額1,000円(税別)&送料200円で毎月届く、 絵本定期配送サービスです。(公式サイトより)
ワールドライブラリーパーソナルは、0歳から7歳までの子どもを対象に毎月1冊ずつ絵本を届けてくれるサービスです。ユーザーから見たワールドライブラリーパーソナルの配本サービスの特長を説明しますね。
ワールドライブラリーの魅力【1】世界中の絵本作品が届くこと
↑約30カ国の絵本を翻訳出版している
他社の配本サービスとの決定的な違いは、
(日本では無名だけど)
世界で人気の絵本が届く
ということです。サービスを行っているワールドライブラリーは海外作品を日本語に翻訳出版する出版社で、同社が翻訳した作品のなかから年齢に応じたものセレクトしてくれます。
言い換えれば、日本ではほぼ無名の作品が届けられます。どんな本が届くか「タイトル」「著者名」「概要」くらいは事前にわかります。しかし、詳しい内容を知ろうと日本語で作品名や作者名で調べても、いまいちヒットしません。口コミのレビューも少なく、ストーリーがわからない。一種のミステリーさがありますよね。
口コミやレビューが少ないからこそのわくわく感
ベルギーの絵本「シュゼット」。ベルギーのママたちの涙腺が心配になる作品。
そもそも、私が絵本を買うときは、
・前に読んで面白かったもの
・子どもが選んだもの
のどちらかです。お金を出すなら、子どもが喜ぶものでないと、というのが本心。ほとんど冒険しません。正直、グァテマラややトルコの絵本を買うことは一生ないと思うんです。(それだけ縁遠く感じているという意味です)でも、それでは幅が広がらないしあまり面白みがない・・・。こんなチャレンジ精神のない母親でいいのだろうか…?
経済的に家族で海外旅行に行くのは相当先なので、絵本だけでも海外を感じさせてあげたい、そうだ冒険しよう、という意気込みで申し込んでみました。(月千円だし)で、結果めちゃよかったです。
ワールドライブラリーは、出版社が選んだ絵本を送るサービスなので、面白いかどうかはふたを開けてみないとわかりません。申し込んでわかったのは、どんな本が来るかわからないからこそ楽しみがある。次はどんな絵本が来るのだろう、とわくわくする気持ちもコミコミで楽しめるんです。
ちなみに届いた絵本はどれも面白い内容で、個人的に大満足!知らない土地に旅行に行くような感覚ですね。
子どもにとって海外が身近なものになる
子どもにとっても、外国のことを知れるのは良い刺激になるでしょう。昔、教科書で習った「スーホーの白い馬」のおかげで、異国モンゴルとの心の距離がぐっと縮まったように、さまざまな国の絵本を読むことで、外国のことに興味を持つきっかけになれば、と感じています。目の色や髪の色が違っても、同じ絵本を読んで楽しんでいるお友達がいるということを知ってもらいたいですね。
今はまだピンと来ていないのですが 、地球儀を見せたりして外国のことも話せるようになりたいなと思います。
ワールドライブラリーの魅力【2】半年に一度しかけ絵本の月がある!
↑スポットライトを使って生き物を探す絵本(5歳6ヶ月で配本の予定)
申し込みの決め手となったのが、「しかけ絵本の月があること」です。普通の絵本も良いけれど、しかけ絵本にはしかけ絵本ならではの魅力がありますよね!うちの子どもも大好きですし、海外の子どもたちもきっとしかけ絵本に目をキラッキラさせていることでしょう!ボロッボロになってセロテープで直したりしてるんだろうな~。
しかも、ワールドライブラリーのしかけ絵本は、海外作品ということもあって、あまり見慣れない雰囲気のものが多いです。海外の子どもたちはどんなしかけ絵本を読んでいるのだろう…?と疑問に思って、申し込んでみました。
しかも、しかけ絵本って高いんですよ。。。
でもたった1,000円ですよ?あらお得ッ!! てなものですよ、奥さん。
実際届いたしかけ絵本「ブックモンスター かじり屋ニブルス」の内容はとても良くて良くて…「ナニコレ~!」と、今まで見たことのない構成で衝撃を受けました。
↑子どもが一瞬ではまった「かじり屋ニブルス」の絵本
なんか、この絵本を日本で紹介したいと思うバイヤーさんの気持ちがわかりました(絶対わかっていない)。ロイヤルファミリーの子どもたちも読んでいるのだろうか…?これまた後日紹介します。
ワールドライブラリーの魅力【3】値段が一律!送料込み!しかも安い!!!
他社の配本サービスのなかには、月々の料金が変わるものも少なくありません。というのも、絵本の定価は作品によって異なるので、どんな本が届くかによって毎月の料金が変わるのです。(とはいえ、大幅に変わることはないでしょうが)
私は、毎回料金が変動するのがなんとなく気持ち悪くて、こう、きっちり定額!というスタイルが好きなんです。ケチなので。
また、送料が別途かかるとなるとなおさら嫌で、「じゃあ本屋さんに買いに行けばいいじゃん」となってしまうんです。…で、結局行かないという。
その点、ワールドライブラリーは送料も込なので、ケチな私も納得の超!!明朗会計なんですよ。固定費として計上できる!実家のこたつのような安★心★感!にときめいてしまいました。
しかも、毎月たった1000円+消費税+送料200円です。最低半年間などの縛りもなく、やめたいときはいつでも解約できるので、 マジで3ヶ月くらい試してみても良いと思いますよ。ちなみに実年齢と違うコースも選択できるので、興味がある絵本の月から契約!も可能です。(ただ配本予定が変わることもあるので要注意)。絵本はハードカバーで、サイズは原作に基づくと思います。多分。
どんな絵本が届くか知りたい方は年齢からジャンプできます↓↓↓
あえていうなら・・・
ワールドライブラリーは配本サービスとしては超大満足◎なのですが、もっとこうだったらいいのになぁ~というポイントもなきにしもあらず。。。です。
一言でいうと、もっと本とガンガンコミュニケーションとりたい、ってことかな。月額1000円なので、あまり良くは言えませんが。重箱の隅つつき、と思ってお読みいただければ。
作者の情報をもっと知りたい
絵本って巻末に作者のプロフィールがありますね。あるいは、あとがきとか。
たまたまかもしれませんが、届いた作品にはそれらがありません。原作にないからだと思うのですが。
ワールドライブラリーが扱うのは海外の人気絵本。とはいえ、日本ではほとんど知られていません。なので、この作者ってどんな人なんだろう?と調べたくても、日本語の情報が無いのです。英語ならまだなんとか調べようもありますが、ロシア語、スペイン語、スワヒリ語、とか出てきたら完全降伏するしかありません・・・。
子どもにとってはあまり関係ないことかもしれませんが、そういうのがあると良いなと思いました。原作にないものを追加するのは野暮ですけどね。
国の情報が欲しい
↑国の情報は裏表紙にある国旗だけ。原作の雰囲気を邪魔しないのは良いが
子どもにしたら、全く縁もゆかりもない国の絵本が届きます。でも、海を渡った遠い向こうでも、同じくらいの年齢の子どもが、同じ絵本をみて笑っているんです。これってすごく不思議だけど、素敵なことですよね。
でも、子どもに「これは南アフリカっていう国の本だよ、めちゃくちゃ遠いんだよ」といっても、あまりピンと来ていません。「南アフリカって車でどのくらいかかるの?」みたいな。いや、飛行機でもめっちゃかかる笑
なにか・・・その国に関する情報、この国での子どもたちはこんな暮らしをしているよ!とか、こんな絵本を読んでいるよ!とか。そういうの栞みたいなのを挟んでくれると嬉しいですね~。
出版社や訳者からの解説がほしい
本のあとがきみたいな感じでも良いので、何かしら本への理解を深めるような解説があったら嬉しいなぁ。なんでこの本を日本で紹介しようと思ったのか、海外ではどんな風に評価されているのか、日本では○○が常識だけど本国ではちがう、みたいな比較文化やなこととか、訳すのが難しかったワード、とか。ようは絵本に”思い入れ”を持ちたいってことなんですけどね。
普段購入する絵本というのは
・子どもや自分が好きで
・面白いことが大体想像できて
・内容を確認したうえで
・選んだ絵本
です。
一方、ワールドライブラリーが配本する絵本は
・まったく縁もゆかりもない国で
・全く知らない人が書いた
・自分が選んだわけでもない
・絵本
なのです。そこにほんの少しだけ、私たち大人が入る隙をつくってくれたら良いな~と思いました。まったく異文化の本だからこそ、少しでも解説があることで、私たち大人にしても刺激があって楽しいと感じられる様になると思うんです。福音館書店の月刊誌にある巻末付録をもっと簡略化したようなものでしょうか。
もちろん、子どもが楽しめればそれでよいですし、作品そのものが面白かったら良いんですけどね。
個人的な意見としては、子どもは子ども、大人は大人なりの絵本との付き合い方があると思うのです。例えば映画を見た後で、「これはどういう意図だったのだろう」とか、調べたくなりますよね。私は絵本を読みながら、作者の思想とか、時代背景とか、その土地の文化とか、いろんなことに思いを巡らせるのが好きです。なので、なにか絵本への理解を深める手掛かりとなる情報があれば、もし余裕があったらそういう解説をがあると嬉しいな~。WEB上だけとかでもいいんで!!押忍!!
絵本配本サービス「ワールドライブラリーパーソナル」で楽しい絵本の時間を
ワールドライブラリーに限らず、配本サービスは季節や年齢に応じたおすすめ絵本を、毎月送ってくれる、いわば絵本ソムリエのようなものです。自分の知らない作品と出会えたり、絵本の新しい楽しみ方を教えてくれたり、さまざまな発見があるでしょう。
少しでも興味を持ったら、ぜひいろんな絵本の定期購読、配本サービスを比較してみましょう。まだマイナーですが、ワールドライブラリーもおすすめですよ~!
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