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「10代の妻」と年齢コンプレックスや性差別について自問自答【三橋貴明氏DV報道より】

有名な経済評論家三橋貴明氏が重大への妻への暴行を加えたとして逮捕されました。(現在は妻により被害届が取り下げられています)その件で注目されているのが「10代の妻」の部分です。

 

この報道に対しては「”10代の妻”ってわざわざ強調する必要あるの?」という意見が見られます。私も言う必要はないんじゃないかな、と思いました。

 

が、よくよく考えるうちに「”10代の妻”ってわざわざ言う必要あるの?」という気持ちの背景には、若い女に対する嫉妬心があるからではないか、(あくまでも私の場合です)気づきましたので、そのことについて自問自答したことをブログで書いてみたいと思います。

 「10代の妻」の表現にイラついた背景【三橋貴明氏DV報道より】

私が最初にこの記事を読んだときに、「10代の妻」には特に引っ掛かりませんでした。三橋氏はまあ若く見えるし若い奥さんがいてもそんなに変じゃないかなと。

 

しかし、このニュースのコメントを見ると、

10代の妻ってやべえ」(意訳)というコメントが散見され、DVの内容よりも年齢にフォーカスされていることがわかりました。また、男性アカウントが10代の女性と結婚できる三橋氏を羨ましく思うようなコメントもありました。

世の男性の”10代妻”への反応を見るにつけ、私のなかで

「男たち、若けりゃいいのか」

「ニュースの本質はDVだろ」

「10代の妻とか書かなくていいじゃん」

「これだからマスコミは・・・」

というように、自分の嫉妬心から出発した感情がいつしかマスコミの批判という終着駅にたどり着いていることがわかりました。

仮に「10代の夫」だったら?

 

仮に「48歳妻が10代夫にDV」というニュースだった場合、私は10代夫という表現に何の違和感を持たなかったことでしょう。

 

そして、やっぱり事件の本質であるDVよりも年齢差にばかり注目していたことだと思います。「48歳妻が10代夫にDV」だった場合私だったら、「夫の年齢を書く必要はない」とは思わないし、むしろ「その年齢差やべえ」とザワザワとなっていたことでしょう。本質であるDVのことなんて多分考えないでしょうね。

 

あるいは、同じ30歳差だったとしても、「70歳夫が40歳妻にDV」という場合も同じです。その時、「40歳妻ってわざわざ書く必要がある?」と意見が出るでしょうか。

 

この辺は仮定なので何とも言えませんが。少なくとも私はスルーですね。

年齢や性別で物事を判断している自分

結局私にとっての、年齢や性別というものはニュースを価値づける一つの要素なのです。できれば、そんなことを気にしなくてよい、煩悩ゼロのような人になりたいのですが、なかなかそうもいきません。

 

今回のニュースでは、被害者の妻は自分と同じ女性であり、無意識のうちに自分と比べていて、絶対に勝つことができない"若さ"を見せつけられたから、私は「10代妻」の表現にイラっと反応したのかもしれません。多分自分が10代のころに同じニュースが出たら、イラっとはしないでしょうね。

嫉妬はその女性に対して行われそうなものですが、その女性に行かず、夫(この場合はDV加害者なので当然ですが)やマスコミを批判したくなったまで。

よって「”10代妻”って強調しなくてもいいんじゃない」という反応を示したのだと思います。これは私の意見です。

自分のレンズは少しずれていると認識すること

ニュースの取り方は人それぞれです。求められるのはわかりやすさと正確さ。今回自問自答してみて、事件について加害者と被害者の性別や年齢で物事をとらえていることがよくわかりました。

「自分は年齢や性別で物事を判断している」このことに気づけただけでも良かったです。自分のレンズは少しずれている、つまりこれから何かニュースや出来事を見るたびに、適宜補正する必要があるということです。

でも、そのことをあまり否定するつもりもなく、まぁ人間そういうもんだよね、と自然体でいきたいと思います。はい、ゴシップが大好きです。

 

ちなみに、三橋氏のブログやニュース解説は面白くて一時期よく見ていました。それだけに、今回のニュースはとても残念です。被害届が取り下げられた後のブログもなかなかのもので、警察沙汰になっておきながら「夫婦喧嘩」と表現しているあたり、もう次元が違う人なのではないかと思っています。なんというか、残念の一言ですね。

お詫びと腑に落ちない件について|三橋貴明オフィシャルブログ「新世紀のビッグブラザーへ blog」Powered by Ameba