【旬は一瞬】大量のつくしの定番レシピ、卵炒め!残りは茹でて冷凍保存【料理】
3月も半ば、春の訪れを感じるようになりました。
この時期の味覚といえば、つくしです。
つくしは、そこら中に生えている野草ですが、美味しく食べられる期間はほんのわずか。10日あるかないかといったところです。
そんな貴重なつくし(初物)の記事です。
この時期になると、近所に住むお婆様がつくしを大量に持ってきてくれます。
私有地にあった採れ立てのものです。
袴の間隔が広くて、とにかくみずみずしい。
手元のスケールで重さを測ったのですが、1kg以上はエラーになってしまいました。
多分3kgはあったと思う。
いざ、袴をとる
つくしは収穫するのも手間ですが、さらに難儀なのが袴取りでございます。
これはもう修行ですよね。
何もかもが便利になっている世の中で、こんな単純作業はなかなかありません。
2人の子どもたちにTVを見せている間に、せっせと袴をとります。
「手伝う」といってくれたこどもらよ。
長女は4本剥いて早々に撤収。
長男にいたってはただの妨害。
床にも散乱していました↑
自分一人で黙々と袴をとり続けること30分
さらに30分
結局2時間くらいかけて1.5kgのつくしの袴をとりました。
お鍋はうちで一番大きいサイズ(直径約30cm)
つくしの袴も大量。。。
ちなみに、つくしは時間がたてばたつほど乾燥し、ヘナヘナになります。
袴がとりにくくなるので、なるべく早くに処理をすることが肝心です。
つくしの下処理とあく抜き。水洗いして茹でます
大量のつくしは水で洗って汚れを落とします
茹でます。みるみるうちに、つくしはきれいなピンク色。
緑色の花粉も大量に流出。
そして立ち込めるつくしの香り。
1年ぶりの感動です。
約1キロの茹でつくしが完成。
つくし料理の定番「卵炒め」の作り方
つくし料理というと、
卵炒め または 卵とじ
しか知らないのですが、ひとつだけいえることがあります。
それは
どっちもうまい
ということですね。
独特の苦み、
インスタ映えしない見た目、
いずれも子どもウケは悪いですが、
私にとってはとても贅沢な1品です。
つくしの卵いためをつくる
では、下茹でしたつくしで、夕飯のおかずを作ります。
油をひいたフライパンでつくしを炒めて、醤油、酒、みりん、鰹節で味付け。
溶き卵を投入して混ぜ混ぜ。最後にごま油で香りづけ。
完成。
上品に(?)盛り付けましたが、この倍の量は余裕で食べられます。
残りのつくしは冷凍保存
さて、茹でたつくしの半分(約500g)は、しっかりゆで汁を絞って冷凍保存します。
解凍してから調理しても、さほど触感が変わることなく、おいしく食べられます。
(繊維が多いから?)
ちなみに、まだ袴を向いていないつくしが1.5キロ残っている…
つくしはビタミンEの宝庫(抗酸化作用や生活習慣病予防に期待)
さて、つくしはタダ同然の食材にもかかわらず、栄養が豊富に含まれています。
そりゃ、一日であれだけ大きく伸びるんですから。
ものすごい生命力ですよね。
特につくしに含まれるビタミンEは食材のなかでもトップクラスの含有量とされています。
ちなみに、ビタミンEはナッツにも多く含まれているもので、抗酸化作用や生活習慣病予防に関係しているそうな。
ぜひ、皆様もお試しください。
【余談】今回一番ののっぽなつくし
30cm以上!!!
さすがに頭の重みで曲がっていました。
では、みなさま良い春をお迎えください!
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