Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~

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絵本「おおきなかぶ」レビュー!幼児に全力でおすすめする理由

 

今まで書きたかったのですが

今更感がありまくり、書けなかった絵本のレビューをさせていただきやす。

 

もうみなさんご存知の

「おおきなかぶ」

 

おおきなかぶ

 

ミリオンぶっく2017」によると、累計288万部を発行している、物凄い作品です。日本国内では歴代5位。

 

 

この絵本はマジでおすすめしたい作品でして、読書感想文を書けと言われたら、ゆうに原稿用紙30枚は書いちゃうよね笑。

 

でも誰も読んでくれそうもないので、ちゃちゃちゃっと2800文字くらいにまとめてみました。

 

 

 

まずね、この本ものすごくよくできてるんです。

ひとことでいうと単純

とにかく、幼児への読み聞かせにはとてもおススメだと思います。

 

本屋さんで簡単にゲットできるでしょうし、私はブックオフで激安で手に入れましたけど、まずは図書館で借りてでもいいのでぜひ一度は読んでみてください。

 

 

www.emanote.info

 

おおきなかぶのおさらい

もともとはロシアの民話です。それゆえ、各出版社から「おおきなかぶ」が出版されていますが私がふれているのは、

福音館書店の作品です。

ただ、あらすじは基本的に一緒だと思います。

おじいさん 株 植える

株 めちゃめちゃ育つ

おじいさん 株でかすぎて抜けない

おじいさん おばあさんを呼ぶ

でも抜けない

おばあさん 孫を呼ぶ

でも抜けない

 

中略

 

最終的には

おじいさん

おばあさん

まご

いぬ

ねこ

ねずみ

がでてきてみんなで かぶを抜く

めでたし

 

 

それだけです。単純。

 

みんなでかぶを引っ張って

 

力を合わせたら抜けたんですよ。

 

ってこと。

 

大人たちの力で抜けなかったのに

ねずみ1匹が加わっただけで

抜けるなんてどうゆうこと?とか思いますけどそこは触れないでほしいところ笑。

 

でここからは、本作品のおすすめポイントを列挙します。

 

文章にリズムがあり楽しい

 

意味が解らなくても、音の響きが楽しいワード。

その筆頭がうんとこしょ どっこいしょといっても良いでしょう。

この言葉を聞くと心躍ります。

綱引きの感じ?なのかな。

 

1歳の子どももこのフレーズで大爆笑してくれます。引っ張る動作を付けると、真似してくれますね。

1歳児には比較的長い文章のように思えますが、

 

文章にリズムがあり、

抑揚もあり、

まるで歌のように聞こえるんだと思います。

 

この辺は推測ですけどね。

だから、しっかり聞いてくれています。

 

 

日本語の助詞の使い方が学べる

助詞、というか「てにをは」です。なかでも「」と「」。

 

てにをはって、結構難しいですよね。

 

私もライティングしていますけど、ときどき用法で悩むことがあります。

小さい子だと、てにをはがまだ身についていないですよね。

 

2歳ごろまでは単語を並べることが中心です。

 

でも、この本を繰り返し読めば、てにをはがしっかり刷り込まれると思います。

 

たとえば以下の文章。

 

まご が おばあさん を ひっぱって

おばあさん  おじいさん を ひっぱって

おじいさん が かぶ を ひっぱって

 

 

 

本の大半は、この

 

○○が○○をひっぱって

 

で埋め尽くされているのです。

もう、この「ひっぱって」の on parade

 

これだけで、

 

主語「が」と、目的語「を」の関係性や使い方がわかりますね。

娘の話し言葉はおおきなかぶを読んでから劇的に成長しました。

 

絵を読むのにふさわしい。単純でわかりやすい絵と文章

低年齢の子どもが読む絵本というのは、

基本的に絵がメインです。

 

大人は文章を読みますが、子どもは絵を読むことをしています。

それで何が描いてあるか理解しようとするのです。

 

文章が読めなくても、文章の意味が解らなくても、絵を見ていれば何が描いてあるかわかります。だから、理解できて面白くて、集中力が続くのです。

 

シンプルであること。これが、低年齢の子どもの絵本には重要だと思います。

ファーストブックとして推奨されているものはおおむね、シンプルですが。3~4歳向けの本になると、情報がだんだん複雑になりますよね。

それゆえ、ちょっと難しさを感じると飽きてしまう子どももいます。もちろん、複雑な方が好きという子どももいるでしょうが…

 

おおきなかぶの、

単純明快でわかりやすいところ、

無駄がないところは

意識を集中させてくれることでしょう。

 

2歳児でも文章を暗記できる

はい、ここから完全な自慢タイムに入りますが準備はよろしいですか。

 

閉じるなら今ですよ~~って、まてまて~~い。あとで謙遜タイムもいれておくからぜひ読んでみてね。

 

さてさて、

子どもは3歳になる前にこの絵本を完全に暗記していました!

 

すごくないですか?(・・・親馬鹿)

 

親戚一同めちゃ褒めてくれましたよ!笑

 

はい、ここから謙遜タイム。

 

・・・実はすごいのはこの本なんです。

この本の文章は、絵をとにかく正確に説明しているだけなんですね。

そして、文章のパターンも、数種類しかありません。

 

例えばこのシーン(自作の絵で失礼)

 f:id:mothersnote:20171117090809j:image

誰が誰を引っ張って、という文章ですが、左側から順に当てはめていけば良いだけなんです。

でも、これも絵を見て、自分の頭で考えて、単語を置き換えていくという点では、良いトレーニングになっていると思います。楽しく勉強になっているなら儲けもんです。笑

 

とにかく、子どもが暗記できる絵本ってすごいと思います

言い換えれば

暗記できるほど繰り返し読んだ

=それだけ子どもがはまった

という事ですからね。

 

それだけ脳に刺激になりますし、自分で本を読んでいるという自信にもなります。褒めてもらえてうれしいという気持ちもあるでしょう!

 

私は絵本の読み方にいちいちルールを定めているわけではありませんが、

この「おおきなかぶ」を読んでからは、なるべく文章を正確に読むことにしています

 

文章が正しくて美しい作品は特に。丸暗記とは言わないまでも、お気に入りのフレーズを覚えてくれたりすると、嬉しいですよね♪ 

 

あ、でも、めっちゃ長い本とかは、省略することも多いです・・・おい(汗)

 

その他

あと、細かいポイントは箇条書きにしますね。

・服がオシャレ (孫とおばあさんの服かがわいい)

・挿絵の佐藤氏の本業は彫刻家(どうりで絵に躍動感がある)

・おじいさん株踏みがち(だから抜けないんじゃ)

・犬と孫の間で力が途切れてそう(※)

・かぶや大根を抜くときは絶対に連結したくなる(たのしい)

 

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 服のリボンくわえただけッ

 

「おおきなかぶ」をぜひ試してみてください

確実に図書館に置いてありますし、本屋でも高確率で販売されています。

甥っ子、姪っ子、お孫さんへのプレゼントにもおすすめです♪

 

自作の読み聞かせノート(暗号)より

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おおきなかぶ

おおきなかぶ