【ゲーム】問題解決能力向上におすすめのシチュエーションパズル”ウミガメのスープ”!水平思考の訓練にも◎
子供でもOK!ゲームで磨く問題解決能力&発想力”シチュエーションパズル”
発想や思考、問題解決能力の訓練におすすめしたいゲームがあります
それが”シチュエーションパズル”。
言い換えると、推理ゲーム!
ヒントを頼りに正解を導き出すというものです。
これが結構面白く、室内レクリエーションやドライブの合間のゲームにおすすめです。
とりあえず・・・まずは問題をご覧ください。
シチュエ―ションパズルのルールと例題
☆ルール☆
・シチュエーションパズルは、出題者と回答者にわかれて行います。
・出題者は回答を知っています。
・回答者は出題者に質問をしヒントを得ることができます。
・ただし、質問の答えは「Yes」「No」「その質問は関係ありません」のみ。
以下、問題です
【Wikipediaに掲載されていた問題をアレンジしています】
◇問題◇
男は「ありがとう」と言って帰って行った。
一体なぜ?
この問題で、出題者への質問とその答は、たとえば以下のようなものになる。
(回答者は自由に質問できる。ただし答えはyes,noのみ)
- 質問:バーテンダーは男の声を聞き取ることができたか? 答:はい。
- 質問:バーテンダーはなにかに怒っていたか?
答:いいえ。
- 質問:彼らは以前から顔見知りだったか?
答:いいえ。もしくは、関係ありません。
- 質問:男が「ありがとう」と言ったのは皮肉だったか?
答:いいえ。(ヒントを付けて答えるなら、「いいえ、ある理由で、男は心から喜んでいました。」)
- 質問:男が水を頼んだとき、乱暴な口調だったか?
答:いいえ。
- 質問:男が水を頼んだとき、変な頼み方だったか?
答:はい。
正解は次の通り。
男はしゃっくりをしていて、水を注文した。
バーテンダーはしゃっくりの声を聞いて状況を知り、手っ取り早い方法として、銃で男を驚かしてしゃっくりを止めた。
男は驚いたが、しゃっくりが止まったので喜んだ。
そして水を飲む必要も無くなった。
いかがでしょう?
ちょっと意地悪な気もしますが、自分たちで質問を考え、答えが導き出せたらすごくスッキリしますよね。
どんな質問をしたら良いか、考えるのも楽しみです。
シチュエーションパズルのおすすめポイント
このゲームの面白いところは、推理にあります。
自分が名探偵になったつもりで、さまざまな推理をし、ああでもない、こうでもないと徐々に真相に迫る面白さがあります。
なぞなぞやクイズだと、推理の過程はなく、正解か不正解しかないですよね。
真相にたどり着くまでのストーリーが、このゲームの魅力です。
シチュエーションパズルの問題を考えてみた
小学生なら解けそうな問題を思いついたのでよかったらどうぞ
「山田さんの買い物」
山田さんは百貨店でひとつ1万円の商品を買いました。
しかし次の日、その商品は消えてなくなっていました。
しかしAさんは驚いていません。
なぜでしょう。
質問:山田さんの家に泥棒が入られた?
答え:いいえ
質問:その商品は例えばエステなど無形のもの?
答え:いいえ
質問:山田さんという苗字は関係ある?
答え:全く関係ありません
質問:山田さんはその商品がなくなることを知っていた?
答え:はい
正解はこちら
山田さんが購入したのは1万円分の高級なお肉。
買ったその日に家族で食べてしまったので翌日には姿も形もありませんでした。
どうでしょう?本当は10万円のワインにしようと思ったんですが、子供向けなので1万円のお肉にしてみました。小学1年生くらいなら解けるかな?
企業研修、ワークショップのアイスブレイクや学級ゲームにもおすすめ
難易度にもよりますが、小学校低学年くらいから遊べるのではないかなと思っています。
これから梅雨ですし、学校現場では室内ゲームやレクリエーションのプログラムにもおススメです。
あるいは、企業研修のアイスブレイク、チームビルディングのためのグループワークにうってつけ。正解にたどり着いた時の爽快感ったらないでしょう。
ちなみに、問題集はこちらのシリーズが有名です。
- 作者: ポール・スローン,デスマクヘール,Paul Sloane,Des MacHale,クリストファールイス
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2004/10/20
- メディア: 単行本
- 購入: 68人 クリック: 907回
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ポールスローンの腕を送る男―水平思考推理ゲーム (ウミガメのスープ (2))
- 作者: ポール・スローン,デス・マクヘール,大須賀典子
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2005/10/12
- メディア: 単行本
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ポールスローンの札束を焼く強盗―水平思考推理ゲーム (ウミガメのスープ (3))
- 作者: ポール・スローン,デス・マクヘール
- 出版社/メーカー: エクスナレッジ
- 発売日: 2006/03/11
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 247回
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わたしも、ウミガメのスープを借りてきて読みましたが、一人で読んでもおもしろい!
めっちゃ寂しい人みたいですが(笑)時々、意地悪すぎる!!という問題もありますが、きっとゲームにのっとって推理していけば、楽しめるのだと思います。
興味のある方はぜひどうぞ!
シチュエーションパズルで鍛えられる水平思考とは何か?垂直思考との違いは?
このシチュエーションパズルの元となるのは、エドワードデボノという人が推奨した水平思考という考え方です。
水平思考とは、問題解決のために既成の理論や概念にとらわれずアイデアを生み出す方法のことです。エドワードデボノは、この思考方法を発明し、教育現場に広めるべく活動をしています。
水平思考の反対は垂直思考。
従来の論理的思考や分析的思考のことをさします。
垂直思考を既に掘られている穴を奥へ掘り進めるのに例えるのなら、水平思考は新しく穴を掘り始めるのに相当する
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B0%B4%E5%B9%B3%E6%80%9D%E8%80%83
水平思考=発想力、ひらめき
垂直思考=論理を深める力、深く考察する力
と、とらえてよいかと。
どちらが良いという事ではなく、その時々で求められる力を発揮することが重要です。
水平思考が求められるのは商品開発や企画時
あるいは物事に行き詰って、立ち往生しているような時など。
既存のものを組み合わせて新しいものを生み出す
広い視野で物事を考える
新たな切り口から突破口を見出す
こうした問題解決の力を鍛えるためにも水平思考は役立つでしょう。
ちょっと凝り固まった考え方をしているな~と思う方がいたら、シチュエーションパズルでひらめきや発想力を鍛えてみてはいかがでしょうか?
参考になれば幸いです♪
ポール・スローンのウミガメのスープ 水平思考推理ゲーム [ ポール・スローン ]
- ジャンル: 本・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > 心理学 > 心理学
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