会陰切開するorしない。どっちが痛い?【出産体験談】
こんにちは。2児の母shioemaです。妊娠、出産、育児そのほかについて、自分の体験談を色々書き綴っています。
今日は、ややデリケートな出産時の会陰切開について。出産前になると会陰切開が恐くて恐くて・・・。皆さんの体験談を見て、「痛くないって言ってるけど本当かなぁ~(汗)」と疑りまくっていました・・・。
で、終わってみたらホント大したことがなかったです。
そして2人目出産。この時は会陰切開をしませんでした。
で、結果どっちが痛かったのか?
結論から言います。
・1人目 会陰切開あり → 一気に出てきてくれた
・2人目 会陰切開なし → 頭が挟まる&裂ける 初産よりキツイお産となった
→会陰切開しないほうが辛かった。
この辺の体験談を中心に記事にしました。
会陰切開に対する不安や恐怖に怯えていて、夜も眠れない人にこのブログが届いてくれれば幸いです。
あくまでも個人の感想ということでご了承ください。
むやみやたらに会陰切開をお勧めするわけではありません。
会陰切開とはなにか
会陰とは、膣口と肛門の間の部分のことをいいます。赤ちゃんがスムーズに出てくるためには、出口付近である会陰部が良く伸びている必要があります。伸びが悪い場合の処置として、会陰部分にはさみで切り込みを入れて出口を広げることを会陰切開と言います。
会陰切開を行うのはこんな時
- お産が長引くと危険だと判断された場合
- 会陰裂傷(いきむ時の圧力で裂けたり切れたりすること)を防ぐ
- 鉗子分娩、吸引分娩など腟内に器具を入れる医療行為をおこなう場合
病院によっては、なるべく会陰切開をしないという方針のところもあります。助産師が手を使って伸びを助けたり、時間をかけて伸びるのを待つという方法もあります。検診時に医師に確認をしておき、ご自身の希望があれば、バースプランに書いて提出するとよいでしょう。
ちなみに会陰部の伸びには個人差があり、太りすぎの場合や初産婦のほうが伸びにくいともいわれています。
ぶっちゃけ・・・痛いのか?
一度しか体験していませんが、わたしは全く痛くありませんでした。というよりも、陣痛が痛すぎて、それどころじゃない。髪の毛や爪を切ったときのように、感覚がほぼありません。
お産時は会陰もある程度伸びており、薄く柔らかい状態。また局所麻酔をして行うので、痛みは少ないと思われます。
私の周囲でも、痛くなかった(=それどころじゃなかった)という人が多くいます。会陰切開の痛さに怯える必要はあまりないのかもしれません。
1人目出産→会陰切開あり の体験談
1人目の時は、何もかも初めてで無我夢中。助産師さんの指導通りに必死にいきんでいました。すると突然、子宮から物凄い勢いで下に突き進んでくるものを感じました。頭が見えたよ~と言われ、自分の全部の力を出し切るように、さらにいきんで・・・するとジョキっと音が。「あ、切ったな」とわかりました。
肝心の痛さですが、これが全然痛くない。私個人の意見ですが、鼻毛3本を抜くくらいの痛さ。
え?わかりにくい?
痛みはゼロじゃないけれど、気にするほどではない。宝くじで1億当たったときに、1万円無くしたって、まぁ気にしないですよね。めっちゃ痛い陣痛のさなかで、ほんと笑えるくらいに大したことではない。そのくらいの差がありました。後から思うと、切る前に、麻酔をしていたのかもしれません。が、麻酔をしていたのかどうかわからないほど、陣痛でもがいていたのだと思います。
2人目出産→会陰切開なし の体験談
2人目の時は会陰切開せず。同じ医師なのになぜ切らなかったのかはよくわかりませんが。できることなら切ってほしかったと思ってます(涙)
なぜって?
めーっちゃいたかったんです。スムーズに出てこなかった(と思う)。
私の感覚では、
「頭がでてきたよ」=あと3回くらいいきめばいいかな?と思っていました。今思えばこの経験則が油断のもとだったのでしょう。
なんと頭が挟まってしまったのです。
この、頭が挟まるというのは、本当に苦しい。2度の出産の中で最もキツかった。いくら、出産で子宮口が開いているからとはいえですね。直径7~8cmの頭が挟まるのです。それが大体3分間くらい。この辺は想像しづらいと思いますが。。
逆に、そんな大きさのもの入れてみ?と言われたらいかがでしょう。その苦しさがお分かりいただけますか。拷問です。マジで体が裂けるかと思いました。
しかも、その状態で赤ちゃんが、手足を動かしたんです。出口付近で激しく動かれたときには、内臓が爆発したのかというような衝撃と激痛。死ぬかも・・・と思いました。
その時の私の顔はおそらくこんな感じです。
痛すぎて暴れる&パニック。 (こぶしは上げてません)
その間呼吸ができないし、でも、陣痛は来るし。そんな状況でも、全力振り絞っていきまねば、その状況から脱しません。赤ちゃんだって苦しい・・・。
そしてもう、記憶はほぼありませんが、何やかんやで生まれてきてくれました。(重要なとこはすっとばし)
結果的に会陰切開はせず。が、傷口はかなり裂けてました。そして、結局傷口を縫う羽目に。これなら会陰切開してもらったほうが良かったかも。どうせ避けるし縫うんだし。と思いました。
縫合と抜糸について
分娩を終えてから切開した部分を縫います。これが痛いかどうかは、医師の腕によるそうで・・・。私の場合は、麻酔をしていたのでチクチクはするけれど、我慢できない痛みではありませんでした。
ちなみに、会陰切開した時よりも、切らずに裂けてしまった時のほうが、傷が大きかったです。麻酔を使用しました。
ずいぶん長いこと縫ってるなぁ~と思いながら過ごしていました。
糸は体内で溶けるモノを使用したので、抜糸はありません。出産後数日は、トイレやシャワーの度にひりひりすることはありましたが、特に問題なく自然に治癒しました。まれに、縫った後の痛みが引かない場合もあるそうです。その場合はすぐに医師に診てもらうようにしましょう。
まとめ
出産時の会陰切開。名前だけ聞くと恐いイメージがありますが、おおむね痛みはたいしたことがありません。それよりも、陣痛のほうが数百倍痛いので。
個人的な感想ですが、適切な状況であれば会陰切開をしたほうが、赤ちゃんがスムーズに産まれやすかった・・・かもしれませんね。
不必要に恐れる必要はないと思います。
わたしは(面倒で)しませんでしたが、会陰マッサージを行うとよりスムーズなお産になるかもしれませんよ。
いずれにしても、お産中こんな顔だった私が
赤ちゃんを見た瞬間に、すべてが吹っ飛びます。
この上ない幸せ!
ご参考になれば幸いです。
※使用した写真はすべてフリー素材です。
<関連記事>