【英語多読のやり方】絵本を活用した英語習得方法『図書館 多読への招待』レビュー
2児の母Emaです。
自分の趣味として、英語を勉強しなおそうという気持ちが芽生えてきました。できるなら、2人の子供も巻き込みたいな、と。
ただ、英会話スクールなどに通う時間やお金もないため、どうしようかなと悩んでいたところ、絵本・図書館を活用した多読方法に行きつきました!
私にも、子供にもベストな方法!最高です。
→英語の絵本読み聞かせレビューはこちら
多読って何?辞書を引かずに英語を習得する画期的な英語勉強法
多読はいままでの語学学習の常識をすっかりひっくり返します。
単語や文法を暗記したり、問題を解いたりしません。
楽しくたくさんインプットするだけです。
楽しいから続く、続くから身につきます。
多読というのは、英語(外国語)の本を大量に読みながら英語を身につけていくこと。
多読のルールはこの3つ
・辞書は引かない
・わからないところは飛ばす
・自分に合わないと思ったらやめて別の本に移る
従来の英語勉強方法とは全く異なるスタイルの方法です。英語をいちいち日本語に訳すのではなく、英語を英語のまま理解していくという方法です。
子供が母語を習得するように、身につけていくのです。
多読に適した本とは?絵本をおすすめする理由
初心者の方は絵本、それも字がない絵本から読み進めると良い、とあります。
海外で出版された、英語の絵本や、英語学習者向けの作品、お子さんがいる家庭なら子どもの気に入りの作品の英語版を読むのも良いでしょう。
- 作者: Rieko Nakagawa,Yuriko Yamawaki
- 出版社/メーカー: Tuttle Pub
- 発売日: 2002/10
- メディア: ハードカバー
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- 作者: 加古里子,Richard McNamara,Peter Howlett,ピーターハウレット,リチャードマクナマラ
- 出版社/メーカー: チャールズイータトル出版
- 発売日: 2005/12
- メディア: 単行本
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最近では日本の漫画の英語版が多く出版されています。これらも多読には大きな助けになります。
- 作者: Ai Yazawa
- 出版社/メーカー: VIZ Media LLC
- 発売日: 2005/12/06
- メディア: コミック
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JoJo's Bizarre Adventure: Part 3--Stardust Crusaders, Vol. 1
- 作者: Hirohiko Araki
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【参考】
絵本を読むことで身につけられる力
そもそも、多読は辞書をひきません。言葉がわからなくても、挿絵に何が描かれているかを見て、想像する力が必要です。そして、絵と言葉を関連付けながら言語を習得するのです。
たとえば、
He weeps about love lost.
という一文があった場合、weep という言葉の意味が解らなくても、後半の love lost を読めば、彼は失恋したのかもしれない、と想像することができるかと思います。
あるいは、失恋の事がわからなくても、挿絵の状況から、悲しいことがあったのだろうと察することができますよね。
ちなみ、Weep とは、泣く、嘆き悲しむといった意味がありますが、いちいち辞書を引いていてもなかなか前に進みません。
挿絵や前後の文脈などから想像して読んでいくことが重要です。
こうしたとを積み重ね、読書量を増やすことで、次第にWeepの意味をつかんでいくことができるといいます。
私たちも日本語の本を読書する時に少し難しい単語があっても、なんとなく読み進められますよね。多読もまさしく、そのようにして進めることが可能です。
しかし、身の丈に合わない本を選ぶのはNG!辛くなります。
大人の方でも、恥ずかしがらずに、絵本あるいは単語数の少ない簡単な作品から始めましょう!
母語を身につけるように外国語を習得する
多読は、子供が母語を習得するプロセスによく似ています。
日本でも、小さな子供にたくさん言葉のシャワーを浴びせると良いといわれますね。意味が全てわかっていなくても、たくさんの言葉を聞く事で、すこしづつ日本語を学んでいきます。気づいたら、かなり難しい表現ができるようになっていることも珍しくありません。
外国語である英語も、同じようなプロセスで学んでいくことができるのです。そして、それは子どもだけではなく大人も可能です。
多読するには図書館を活用するのがおすすめ
多読とは文字通り、たくさん読むことがポイントです。しかし、洋書を大量に購入し自宅で管理するには、コストがかかります。そこで、図書館を活用することがポイントです。
最近では、多読が推進されていることから、図書館に英語の絵本や多読向けの本が多く取り揃えられています。中には、朗読CDつき、といったものもあります。
また、図書館や公民館では多読サークルやセミナーが開催されていることもありますので、興味がある方はチェック知ってみると良いでしょう。
参考書籍『図書館 多読への招待』
今回こちらの書籍から多読について勉強させていただきました。
作者は多読の第一人者の酒井邦秀先生。電気通信大学で英語の授業を行っていた方です。最初は普通に英語の授業をしていたものの、理系の学生の多くは英語に興味がなく、授業の効果を実感できずにいました。そこで、授業に大量の英語の絵本を持ち込み、代わりに好きな絵本を読んでよい、というスタイルの授業に切り替えてみたところ、みるみるうちに効果が表れたといいます。英語が苦手だった学生も、読む絵本のレベルが上がり、英語に触れることが楽しくなってくるといいます。
『図書館多読への招待』では①多読とは何か、②適した本の紹介、③図書館で多読を推進する取り組み等が紹介されています。わたしは司書でもないので、③はそこまで読みませんでしたが、①②は大変参考になりました。
以上、参考になさってくださいね♪
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