困るでしかし!保険制度悪用で美容目的のヒルドイド使用が激増
こんにちは。今日はちょっと怒りのニュースから。
皮膚科などの病院で処方される、ヒルドイドという保湿クリーム。こちらは、アトピー患者や乾燥肌によるトラブル、やけどのケアなどに使われるクリームです。
しかし、一部では「高級化粧品並みの保湿性がある」として、美容目的のために利用している患者さん(もはや患者ではない)がいるというのです・・・。
本来の金額のたったの3割しか支払わずに、入手しているというのですね。
で、驚くことに、美容目的で使用している人があまりにも多いせいで、
年間約93億円もの税金が無駄に投入されているというのです。
美容目的でヒルドイドを使用する女性が急増。
ヒルドイドソフト軟膏(25g)を1本処方する費用は、健康保険適用前だと約5000円ですが、3割負担の人の自己負担額は1500円とのこと。たった数千円のことですが、ちりがつもって山になるとはまさにこのことです。
そのせいで、ヒルドイドの保険適用を考え直すべきという議論が噴出しているそうな・・・・。酷い、酷すぎます。。
ヒルドイドクリームには副作用も…
医療用のものを美容目的で、っていうのが謎なんですけど。メーカーによると副作用も確認されているので、一応ご紹介。
副作用の概要
●ヒルドイドクリーム0.3%
総投与症例2471例中、23例(0.93%)に副作用が認められ、主なものは皮膚炎9件(0.36%)、そう痒
8件(0.32%)、発赤5件(0.20%)、発疹4件(0.16%)、潮紅3件(0.12%)等であった。(効能追加時)
皮膚掻痒症の子どもには欠かせない
うちの子どもは、乾燥肌体質でかゆみを伴う皮膚掻痒症のため、0歳のころから処方されています。最近は使う回数は減りましたが、これから冬にかけて使用頻度が高くなるかもしれません。
特に0~1歳の頃はうっかり塗り忘れると夜中にかゆくて眠れない、翌朝は引っ掻き傷だらけの状態。そのため、朝晩に全身にしっかり塗る必要があり、子どもの小さい身体でも、1ヶ月に1.5本位は必要です。
ちなみに、うちの子どもはヒルドイドとステロイドの両方が処方されています。ヒルドイドは毎日2回、ステロイドは特にひどい場所に塗るという感じです。
大人の方は塗る面積も多くより一層使用量が増えます。 保険から外れるとなると、自己負担額が格段に上がり、家計をひっ迫してしまう事でしょう。
ヒルドイドを子どもに使用している感想
こういう記事なんで、あんまり詳しく書くのは止めておきますね…。
ヒルドイドは、3種類あります。
・ヒルドイドクリーム 0.3%
・ヒルドイドソフト軟膏 0.3%
・ヒルドイドローション 0.3%共通
主に使っているのはソフト軟膏です。
どんなクリームかというと、ニベアのハンドクリームみたいな感じでしょうか。かなりこってりしたクリームです。乾燥が酷いの子どもの肌にはスッとなじみますが、普通の人にはどうなんでしょう…。
ちょっと手についたら石鹸付けて洗わないと気になるくらい油っぽいし、ハンドクリーム替わりならまだしも、美容目的で使う気にならない。
ローションの方は比較的サラッとしています。名前の通りローションタイプで乳液のような感じかな。クリームタイプより塗った感じがあんまりないので、1回処方されてけど次からはクリームに変えてもらいました。
ちなみに私は肌断食中なので、自分にヒルドイドは使用しませんよ。
高級化粧品並みの効果といわれ、気になるといえばウソになりますが…。
ケチですが、必要な時は手元に試供品が山のようにあるのでそれ使います。
まとめ!保険制度を悪用してはダメ
ということで、美容目的でヒルドイド(類似品含む)を処方してもらうことはやめましょう。美容目的のみならず、本当に必要な人にも保険が適用されなくなる可能性があります。
制度というものは悪用する人が増えれば増えるほど厳しいものになります。
まわりまわって自分の首を絞めることにつながりますので、止めましょう。