かわいい?おばけが出てくるおススメ絵本5冊(0歳~6歳)2016.12.19更新
残暑を少しでも涼しく過ごすために、Shioemaが選ぶ!おススメおばけ絵本を6冊ご紹介します。
といっても、カワイイおばけばかり?
おススメ年齢の低いもの順にどうぞ。
ねないこだれだ(せな けいこ) 0歳~
作・絵: せなけいこ
出版社: 福音館書店
発行日: 1969年11月
おすすめ年齢:0歳、1歳、2歳
夜遅くまで起きていると、表紙にも書かれている「お化け」が子どもをさらいにきて、空の彼方まで連れて飛んで行ってしまう。
絵はすべて「ちぎり絵」で表現され、それが独特のタッチをかもし出している。少々怖い結末で終わる話だが、絵柄の妙ともあいまって不思議な読後感を植えつけられる作品である。
夜遅くまで起きている子どもを寝かしつけるための「しつけのための本」と位置付けられやすい絵本であるが、作者自身は2016年に刊行された自著 で、しつけのために書いた本ではない、「怖いけど、かわいい」「息子が友達になれるおばけを、描いてみよう」という気持ちだったと明かしている。
本日ご紹介する作品の中で、最も低年齢向けで、最も怖いヤツです(笑)。
おばけの絵本といえば、せなけいこさんの”ねないこだれだ”。2015年には累計売上が268万部を超え、おばけ絵本の頂点に達した大ベストセラー。確実に書店にありますから、ぜひご覧ください。
まさかまさかの結末に、子どもも大人もドキッ。
ちなみに、せなけいこさんが最近出版した最初で最後の自伝といわれているのがこちら。
せなけいこ作品が随所にちりばめられている、カラフルでおしゃれな自伝(エッセー?)。ちぎり絵=芸術だなと思い知らされます。何度見ても飽きない、ファン必読の一冊です♪
おばけのアイスクリームやさん(安西水丸)0歳~
作・絵:安西水丸
出版社: 教育画劇
発行日: 2006年月
おすすめ年齢:0歳、1歳、2歳
おばけのぼんちゃんはもりでアイスクリームやさんをしています。ねこちゃんに会ったら「ねこちゃんアイス」、うさぎちゃん に会ったら「うさぎちゃんアイス」、ふたごのはとさんにあったら「ふたごちゃんアイス」。もちろんみんな大喜び。おばけとアイスクリームの組合せってなか なか思いつかないけど、考えてみたら季節も夏だし、よーく冷えてそうだし・・・ぴったりの職業かも。どんな形も自由自在だしね。
(磯崎園子 絵本ナビ編集長)
安西水丸さんといえば、こちらが最も有名な作品ではないでしょうか。
がたん ごとん がたん ごとん (福音館 あかちゃんの絵本)
- 作者: 安西水丸
- 出版社/メーカー: 福音館書店
- 発売日: 1987/06/30
- メディア: 単行本
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おばけ(ぼんちゃん)のアイスクリームやさんを読んだ感想は「ゆる~~い」。なんとも緊張感のないふんわりした作品です。たぶん、このおばけが売っているアイスはやや溶けかけてるでしょう笑。
がたんごとんがたんごとん同様に、単純な繰り返しでお話が進みます。動物もたくさん出てきますよ。
ぼんちゃんのぬいぐるみとかがあったらほしいなぁ。
おばけのドラゴンたいじ(ジャック・デュケノワ)2歳~
作・絵:ジャック・デュケノワ
訳 :おおさわあきら
出版社: ほるぷ出版
発行日: 2006年月
おすすめ年齢:2歳、3歳、4歳
地下室の水もれのせいで、眠っていたドラゴンが目をさましちゃった! ねえねえ、パコーム、どうするの? 銀色の箔が使われた、プレゼントにもぴったりの絵本。
フランス人作家ジャック・デュケノワによるおばけシリーズより。第一作品目の『おばけパーティ』は世界17カ国で愛されるロングセラー。アニメーションにもなるほどの人気だそうです。そのなかでも、比較的低年齢のお子さんにも読みやすいのが、『おばけのドラゴンたいじ』。
おばけが一生懸命になり鎧を着る姿と、それを覗いてい見ているドラゴンの顔面がシュールです。
鎧の部分に銀紙が貼られキラキラしているので、触ったりの字たりして楽しむのも◎。
おばけのてんぷら(せなけいこ)
うさこがごきげんでてんぷらをあげていると、においにさそわれた山のおばけが、そーっとしのびこんできました。さあ、たいへん!
https://www.poplar.co.jp/shop/shosai.php?shosekicode=30900290
作・絵:せなけいこ
出版社: ポプラ社
発行日: 1976年11月
おすすめ年齢:3歳、4歳、5歳
怖いはずのおばけなのに、ド天然(?)のうさぎに相手にされないところが良いです。3~5歳ごろの子どもにぴったりの、ユーモアがあり楽しい絵本です。オチもしっかりありますよ!
こんやはなんのぎょうれつ?(オームラトモコ)
詳細はこちらの記事をどうぞ
→
レンタルおばけのレストラン(宮本えつよし・スギヤマカナヨ)
おばけたちが、自分たちの能力や特徴を生かし、人間たちのお役にたちたいとレンタルおばけのお仕事を始めました。最初のお仕事は、つぶれかけたファミリーレストランを立て直すこと。
あかなめやいったんもめんが綺麗にテーブルをふいて、きゅうびのきつねが自慢のしっぽで店中をはき、あずきあらいはおこめとぎ、油澄ましは揚げもの係。かっぱがお皿を洗って、お菊さんがお皿を数え、かまいたちがやさいを切る……。
楽しいおばけレストランの出現に、行列の大人気!
でもなんでおばけたちが急にお仕事を始めたのかというと……???
作・絵:宮本えつよし・スギヤマカナヨ
出版社: 教育画劇
発行日: 2014年6月
おすすめ年齢:4歳、5歳、6歳
アマゾンのレビューはたった2件と少なく残念・・・。確かにほかの作品よりもマイナーかもしれませんが、非常におすすめです。コミカルな絵や、おばけが捜索したメニュー表など、子どもが興味を持つであろうがたくさんあり、うちの子(4歳)はことごとくはまっていましたね、参りました。といわざるを得ません。
日本の妖怪がたくさん登場します。妖怪好きにはもってこいな一冊。ちなみに本の内容は全く怖くありません。お世話になった和尚さんに恩返しを・・・と普段恐れられているおばけたちが、人間の役に立とうと奮闘します。何気にちょっといい話かも?
【後記】おばけ絵本の魅力
おばけをテーマにした絵本って、とても多いんです。絵本ナビで試しに検索してみますと、238件もHIT!
国内外問わず、おばけを扱う絵本は人気です。子どもはおばけが怖いはずなのになぜ??色々理由はあるでしょうが、本日記事を書いていて思ったことは、「どの おばけもほぼ見た目一緒」です。だいたい白くてほそながくて、目が二つ。白いほわほわしたものって、とりあえずカワイイよな、と。子どもも親しみやすいですよ ね。そして、おばけ=ミステリアスな存在だから何をしても違和感がない。つまり自由に描けるってことも大きいかもしれません。怖いおばけもいていいし、 アイスを売ってもいい。見た目は一緒だけれど、絵本によって個性が全く違うんです。この作品のおばけはどんなのだろう?そんな視点で読むのもおばけ絵本の楽しみ方かもしれません。
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