Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~

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【絵本】大人が読む”ぐるんぱのようちえん”=元ひきこもりニートのサクセスストーリー

ぐるんぱのようちえん(こどものとも絵本)

私はさほど絵本を読む子供ではありませんでした。そんな私の数少ない思い出の絵本。そのひとつがぐるんぱのようちえんです。
 
読み聞かせをするようになって、あれこんな絵本だったっけ?と思う作品があります。”ぐるんぱのようちえん”もとても楽しくて最初から最後までHAPPYなお話だと思っていました。それはおそらく、最後の絵のイメージが鮮烈だったからでしょう。こどもたちも生き生きとして、ぐるんぱが持ち帰った大きな靴やお皿が、楽しい遊具に大変身していて、わたしもこんな幼稚園にいきたいなぁ、とあこがれたものでした。

 

 

【ぐるんぱのようちえん】ソックス(PKチェック)[082626]

【ぐるんぱのようちえん】ソックス(PKチェック)[082626]

 

 

元引きこもりニートが掴んだ天職

 
大人になった今読んでみると・・・ずいぶんと印象が違うので困惑しております。
 
臭い汚いとのけ者にされている引きこもりニート(ぐるんぱ)が就職するも、行く先々で不良品ばかり出してしまいクビになるが、最後には天職(幼稚園)とめぐりあうことができ大大大活躍する、ついでに不良品もリユースされてめでたしめでたし、という話。
 
人間の世界に当てはめるのはナンセンス?かもしれませんが。でもそういう風に読むと色んな事が見えてきます。
 
人間も大切なのは適材適所。合う仕事と合わない仕事ってやっぱりありますよね。そもそも大きな象に精密な仕事をさせるのは不可能だよね。火事の火消しとか、畑に水を撒くとか、公園の噴水とか、散々あっただろうに。なぜこれを選んじゃったのかなー、と疑問符はつきまくります。面接官も、ちゃんと採用試験してあげれば、ぐるんぱも自己分析すればお互い不幸にならなかったのになぁ・・・。
が、クビにされるまで頑張ったぐるんぱ。さんざん、職場を追い出されて悔しい思いもきっとしたと思います。(雇用主は、バカでかい車とか作られて怒るのも無理はないけどね。)でも、その経験があったから、ぐるんぱは最高にステキな幼稚園を開くことができたんじゃないかな?バカでかい車だって子どもにしてみたら絶好の遊び場です。
森の中に引きこもっていたら、自分の居場所はなかったはず。
 
一歩踏み出したぐるんぱ先生、すごい!
 
 
なにか、自分を変えたいと思っている人に、おすすめです♪

 
☆読み聞かせの反応☆
何度も読み聞かせをしました。ページ数は少し多いかなと思いましたが繰り返しが多く、テンポも良いのでちょうど良かったです。
私と同じで、お気に入りは最後のシーン。幼稚園でみんなが楽しく遊んでいるところは、ずっと見入っています。
 
読み聞かせた年齢:2歳11か月
 
 

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