Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~

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妊婦に深刻な影響あり!初夏に流行しやすい”りんご病”とは?

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りんご病(伝染性紅斑:でんせんせいこうはん)は、バルボウィルスの感染によって発症する病気で、子供を中心に流行します。
発熱や関節痛があり、その後両頬がリンゴのように赤く腫れます。
手足にレース状の発疹が出ることもあります、「りんご病」とも呼ばれています。
かつては冬から春にかけて流行するとされていました。
しかし近年では、5月中旬から7月中旬に多いとされています。
 

大人でも感染するの?症状は?

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大人がかかってもりんごのほっぺにならない
子供の病気というイメージが強いですが、成人でも感染します。
発熱、関節痛、倦怠感を伴い、発疹が出ている期間は子どもより長いケースもあります。
厄介なことに、大人が感染してもりんご病だとわかりにくいのです。
りんご病の特徴である頬が赤くなる症状にならないことが多いのです。
また風邪と症状が似ていることから、りんご病だと気づかないことがあります。
そのため、知らず知らずのうちにウィルスを拡散してしまう恐れがあります。
 

妊娠中の感染!胎児への影響は?

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妊娠中のお母さんが感染し、母子感染がおこるのは約20%と言われています。
赤ちゃんへの影響として
・重い貧血やむくみ
・悪化すると胎児水腫の恐れ
・胎児水腫が重症化すると、流産や死産の恐れ
があります。
原因はりんご病の原因であるバルボウィルス。
このウィルスは胎児が赤血球を作り出す細胞を破壊してしまうのです。
妊娠9~20週の感染が最も症状が悪化するリスクが高いとされています。
しかし、20週を過ぎると感染による影響が出にくくなります。
ウィルスが排除されると、赤血球を作り出す力が戻るので、ほどんどの赤ちゃんは健康な状態で生まれます。
 
まとめ
りんご病は大人でも感染する病気です。
特に妊婦の場合は胎児に深刻な影響を与える可能性があります。
・上の子がいる
・子どもと接する仕事に就いている(保育士、教員等)
という方は、日ごろから注意し少しでも様子がおかしいと思ったら、病院で診察を受けるようにしましょう。
また、周囲で流行していないかどうか、気にかけておくことだ重要です。