【絵本】2016新作『ぞうちゃんのいやいや』 いやいやすらも可愛い【0歳児】
”ぞうちゃんは ぞうのあかちゃんです””ぞうちゃんは すこし しゃべります”
黄色と白のシマシマのパンツをはいています。
「おうどんもっかい」「ベビーカー いやいや」
絵本の雰囲気は、ディックブルーナ(ミッフィーの作者)っぽい作品。
輪郭が太くしっかり描かれており、赤ちゃんの目に飛び込んでくる鮮やかな配色です。
そして、出版が2016年と今年に発売されたばかり!
こちらは、”ぞうちゃんシリーズ”のひとつのようで、同じく今年発売されたほかの2作品もあります。
0歳児への読み聞かせもまたおもしろい
上の子は自分が読みたいものを選んできます。よほど難しいものでない限り、わりとおとなしく(?)聞いています。
でも、0歳児はそうもいきません。全く興味を示さないこともあります。
っていうか、反応が正直すぎて面白い。
どの本が気に入るかを当てるゲームみたいな感じです。
全くダメな場合は、絵本よりその辺に散らばっている折り込みチラシに夢中になる始末。
・・・かと思えば、すっごくお気に入りの絵本があったりして。好きな絵本ほど手に取って噛んだり舐めたりひどい目に合っているのですが、これも一つの愛情表現でしょうか。
”ぞうちゃんのいやいや”のほかにも、気に入っているものがありますので、またご紹介できたらと思います。
図書館に行って、3~4冊借りてきて、うち1冊くらいHITがあれば儲けもん。(タダだしね)よっぽど気に入ったら購入。そんな感じです。
これは気に入るかな~どうかな~?と娘と相談しながら選ぶのが楽しい日々です。
作者の三浦太郎さんについて
1968年愛知県西尾市に生まれる。大阪芸術大学美術学科でシルクスクリーンを学び、卒業後は在学中に得たイラストレーションの賞を足がかりに、フリーのイラストレーターとして東京で10年ほど働く。 その後、イタリア・ボローニャ国際絵本原画展で入選を重ね、海外で絵本を出版。娘の誕生を機に国内での絵本制作に力を入れ、近年は夢だった海外個展を2014年ボローニャ近代美術館で実現。2016年イタリア・ボローニャ国際絵本原画展の審査員を務めた。東京都在住
個人的な感想ですが、三浦太郎さんというと、赤ちゃん絵本のイメージが非常に強いです。
上の子への読み聞かせで、かなり初期に読んだのも三浦太郎さんの作品でした。
それが、この『なーらんだ』
こちらの作品は、本文(音)と絵がうまく呼応していて、読み聞かせを始めたばかりの私でも、読みやすかった。
赤ちゃんの語感にもすっと伝わるんですよね。
読み方のトーンを変えたり、ページのめくり方に強弱をつけたり、あれこれ工夫しながら娘のツボを探っていました。思い出深い作品の一つです。
よろしければ、ぜひどうぞ★
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