【絵本】『おむすびころりん』2歳から楽しめるむかしばなし
こんにちは。
二児の母shioemaです。今日も読み聞かせの絵本をご紹介!
どんな話か覚えていますか?『おむすびころりん』
むかし、ばあさまがじいさまへおむすびとどけに山をのぼった。ところが、足をすべらしてねえ…。長野ヒデ子の元気でかわいい絵も魅力。
- 定価1,188円 (本体1,100円+税)
- 判型:B5変型判/サイズ:25×19.2cm
- 頁数:32頁
- 対象:3歳~
http://www.doshinsha.co.jp/search/info.php?isbn=9784494002450
子どもが2歳8か月のときに読んだ作品で、初めての”むかしばなし”。
むかしばなしは読んであげたいけれど、意外と長いものが多い。
なので、まだ早いかなぁと思っていました。
ところが、娘のほうからこれ読んでとチョイスしてきたので、読むことに。
それまで読んでいたものに比べ、文章もやや多い・・・
絵も、なんか地味目だし・・・・大丈夫かな?
てゆうか、私自身
「『おむすびころりん』って面白かったっけ?全然記憶ないけど」状態。
まぁ、図書館で借りるし、読まなくてもいいや・・・と思いきや。
めっちゃはまる。
おむすびが穴に入るたび、娘も大喜び。
こんな地味な(失礼)作品が2歳児のハートをつかむとは!!!
いやはや~~~
色んな絵本を読んできましたが、
大人になってから読む、むかし話は荒唐無稽すぎてたまげます。(笑)
ねずみが地下でお餅をついている状況も(?)だし
ねずみのお餅が小判になるのも(?)、
悪いばあ様が猫の鳴きまねをするとモグラになるのも(?)。
言い出したらきりがないのですが、「なんで?」の連続でした。
しかし、いちばん「なんで?」と思ったのは、
普段、「なんで?」「どうして?」を連発しまくる娘が、
この物語に一度も「なんで?」と突っ込まなかったことですね。
そこはスルーなんかい!と。
『おむすびころりん』(松谷みよ子作)の魅力
てなわけで、いまさらながら絵本『おむすびころりん』の面白さをご紹介♪
「おむすびころりんすっとんとん♪」の歌がとにかく面白い
いわば劇中歌であるこのフレーズ。一度聴いたら耳から離れません。意味不明だけどなんだか楽しい響きです。即効真似て、このシーンに来たら一緒に歌いました。
方言が新鮮
「~へとどけにいったと」、「よっぽどねこがこわいだな」、「たまげた」などの、方言や昔の話し方が新鮮。いつもの絵本となんか違う、面白さを感じたのかもしれません。
語りかけるような本文
↑とも重複しますが。本文は話し言葉で書かれているので、語り掛けるように読めるのです。読み手も、自然と感情をこめて話せるから、臨場感もアップするんじゃって。
そりゃもう、わらしはえれぇよろこぶんじゃと。
主人公が婆さま
そしてもうひとつ。
本作品の特徴があります。それは
ねずみの国に行くのが、
婆さまであること。
もうお忘れの方も多いと思いますが、普通、おむすびころりんは、ねずみの国へいくのはじい様なんです。しかし、大分、熊本、福岡、広島、鳥取あたりでは、ばあ様が行くと伝わってきたそうです。この本の作者である松谷みよ子氏は、民話研究を長年やってきた先生。
(超ベストセラーいないいないばあ の作者)
きっと、この地方にのみ伝わってきた特別な『おむすびころりん』を残そうということで、ばあ様バージョン(略して婆ジョン、なんちゃって)にしたのではないかなと思います。あ、これ言いたかっただけですー。
今日はおしまい。
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おむすびころりん [ 松谷みよ子 ]
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読み聞かせノートより