【絵本】46年前の絵本『こっぷ』のレビューそして科学絵本の面白さ
こんにちは。二児の母Shioemaです。
読み聞かせを行った絵本のレビューをメインにブログを更新しています。
今日ご紹介するのは、46年前に発行された写真科学絵本。
誰しもが手にしたことのある、身近なモノがテーマになっています。
ただのグラスと思いきや?子どもの世界が広がるかも!?科学絵本『こっぷ』
コップは水をつかまえる。煙もつかまえるし、犯人もつかまえる。虹もつくれるし、歌も歌える。視点を変えると色々なことが見えてくる。1つのコップから世界が広がる写真絵本。(かがくのとも35号)
こっぷ について、考えたことがありますか?
こっぷ、コップ、a glass・・・・。
あまりにも身近過ぎて、全く意識せずに使っていますよね。
好奇心が旺盛な子どもであっても、
「これって何に使うもの?」
なーんて、疑問の余地もありません。
そんな”こっぷ”がテーマの写真絵本。
もはやこれは、こっぷの写真集というくらい。
文章も控えめ。
全26ページあるなかで、こっぷしか出てきません。
あとハエくらい。
あ、虫のハエのことです。こっぷの絵本にハエがでてきますよ。
谷川俊太郎さんの、叙情的な文章で彩られた作品です。
身近なものから科学の世界へ誘う
私たちには当たり前であっても、子どもには「なぜ?」と思う事がたくさんあります。
たとえば、こんなシーン
・こっぷはのこぎりでは切れない
・でもダイヤモンドでなら切れる
まさか日常で、グラスを切断する機会はありません。
でも、絵本によってこうしたことを知れるのです。
子どもが興味を引いたのが裏表紙。
一輪の花がこっぷに挿してあるのですが。
当然、茎は屈折してズレて見えますよね。
でも、子どもはそんなことは知らない・・・。
「なんでゆがんでるの?」
食卓には一輪挿しが置いてあるのですが、彼女もまじまじと眺めたことはなかったのでしょう。この本で初めて、水の入ったグラスを通すと歪んで見えることを知るのです。
ちょっとお行儀は悪いですが、同じように水の入ったグラスにフォークやスプーンを挿して、同じように歪んでいることを確認しました。
肝心の
「なんで歪んでいるのか」
については、説明できませんでした。
「なんでかなぁ?お父さんが帰ってきたら聞いてみようね」とスルー。
情けない私・・・。
ちなみにお父さんも説明できていませんでした。
「今度おじいちゃんに聞いてみようか」と、パス。
夫婦で小学生からやり直したい。
科学絵本を読む機会が増えてきて思う事【雑感】
最近図書館に行くと、一冊は科学絵本を選んでしまいます。
親の押しつけなのかもしれませんが。。。
子どもはまだ4歳。
難しいお勉強をさせるよりも、「なんで」「どうして」や「おもしろい」「たのしい」を育んでやりたいと思っています。
一番大事だと思っているのは、子どもにいろんな経験をさせる機会を増やすこと。
でも、子どもに費やす時間やお金には限りがある。
なので、こうした絵本で補完しています。
何より、大人である私たちも知らないことがたくさんあるんですよね。
私たちの視野を広げてくれる科学絵本は面白いです。
まぁ、正直、お勉強はできてほしいですよ・・・。
自分が苦手だったので(特に理科と歴史)
絵本の読み聞かせで
学力がアップしてくれればマジ最高
ですが、そんなの計ることはできませんね。
最近になって思うのは
絵本の読み聞かせによって得るのは
勉強より大事なこと
だと思っています。
それが何なのか、私も全然見えてないんですけど。
おいおい!
うん、おいおいです。
でも、読み聞かせを始めてきて3年ほどで、
うーーーっすら見えてきたような気がします。
その時々で、読み聞かせの必要性や意味合いがきっと変わってくると思います。
柔軟に、ゆるく、楽しくやっていけたらと思います。
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こっぷ [ 谷川俊太郎 ]
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