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のぶみ氏の情熱大陸出演で、のぶみ嫌いは克服できたか【感想】

情熱大陸LIVE BEST 

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情熱大陸に絵本作家”のぶみ”が出演されていた件。

 

昨日のエントリにも書いたけれど、私はのぶみ氏の

ママがおばけになっちゃった! (講談社の創作絵本)

を読んで、

 

 

のぶみ嫌いになった。

 

 

これまで、200冊近い絵本を読み聞かせしてきたけれど、

のぶみ氏の作品は拒絶

 

反応で、読もうという気がしない。

 

 

ただ、私は今までにも第一印象で好き嫌いを決めつけてしまうことがよくある。(主にTVタレント)

 

あとあと、

「○○って実はこうなんだよ」という情報を知って

そのギャップにはまるという事が良くあった。

(ex:りゅうちぇる)

 

 

なので、情熱大陸を見たら、

のぶみ嫌いも改善されるようになるかもしれない。

という、

 

 

苦手を克服できる期待感

 

 

VS

 

 

その術中にははまるまい・・・という反抗心

 

そのはざまに立たされての視聴であった。

 

 

結果・・・

 

 

 

 

 

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負けた。。。

 

 

 

 

 

エトピリカ

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まんまと、葉加瀬太郎の罠にはまってしまった私。

 

 

でもでも、本を買ったりはしないよ(必死の抵抗)

 

 

 

作品の好き嫌いはさておき。

 

 

のぶみ氏に対して、あぁこの人凄いな、と素直に思うことができた。

 

うん。私、単純すぎ。。。。

 

 

  

 

 

 

 

私が抱いていたのぶみ嫌いの原因をちょっと考えてみた

 

私は長女が1歳のころから絵本の読み聞かせしている。

絵本を大事に思っているからこそ、

”絵本”に対してのこだわり(悪く言えば固定概念)の様なものがある。

 

・意図が押しつけがましい

・読者に媚びている

・文章や言葉遣いの丁寧さがない

 

こういう絵本は好きではないし、自分から選ぶことはない。

子どもが読みたいと言えば読むけど。

 

 

のぶみの『ママがおばけになっちゃった!』は、私の尺度でいうと上記全てに当てはま

る。

 

・作者の意図が押しつけがましい

母親の死を想像させて、お互いのありがたみをわからせようとする狙いがプンプンしている

 

・読者に媚びている

↑とほぼ同じだけど、感動させてやろう、泣かせてやろう感が強い。

 

・文章や言葉遣いの丁寧さがない

文章がストレートすぎて味わいがない。

(私自身、絵本の中での言葉遣いはママではなく「お母さん」が良いと思っている超偏屈なので、タイトルの二文字がもうちょっと嫌かも、みたいな)

 

 

そんなこんなで、違和感を抱いていた。

 

ましてやそれが、人気となって、もてはやされているなら、なおさらである。

 

演歌ばかりを聞いてきた人が突然JPOPを聞いたら拒絶反応を起こす。

愛してるとか好きとか何のひねりもないストレートな表現のどこが歌なんじゃいと

思ってしまうような感じ。

 

また数年で大量の絵本を乱発するのも、ヒットを狙うビジネスのようで嫌な感じではあった。

 

のぶみ嫌いの克服。むしろ応援している自分がいる。

まぁ、でも、情熱大陸を見ちゃうとね。。。

イメージ変わりますわね(←←超単純)

 

例えば、冒頭のサイン会のシーン。

 

 

 

ひとりひとり丁寧に似顔絵を描いているところで、

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すでに

 

なんていい人!サイン欲しい

 

と心を鷲掴みにされてる自分がおりました(恥)

 

それ以外にも、あぁ、こういう風に作品を作っているんだ、という過程を知れたのが大きい。

 

のぶみの作品は「わかりやすいので好き」という、一般女性のインタビューもあった。 

 

名作とされる絵本の中には、作品を通した世界観を味わうという、悪く言うとちょっと回りくどいところがある。

作品は作品でありテーマ性はあまりない。どう受け取るかは読者の想像力に委ねるみたいな。

 

 

人によっては、

 

「で!?」

 

って終わり方をする作品も。

 

 

 

 

 

一方、のぶみの作品は生とか死、テーマが明快だ。

 

読み手にしたら、わかりやすくてストレート。

もしかしたら、これまで絵本が好きでなかった人も、絵本を手に取るきっかけになったかもしれない。

だとしたら、絵本への関心を誘ったという意味での貢献度は大きい。

 

 

 

 

絵本業界は意外とシビア。

年間に何百も新刊が誕生するが生き残るのはほんのわずかという世界。

そこで戦うと決めたゆえの必死さ、みたいなものは想像できた。

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短期間で絵本を大量に出版しているが、大御所の絵本作家たちもそういう時期はあった。多くの本を出版していくことで、読者との対話が増えていく。そうして、作家としての腕も磨かれていく。消える作品もあるけれど、残る作品もある。

 

 

軽々と今の地位に来たわけではないし、これからも前途多難なのだと思う。

そういう意味では、これからも頑張ってほしいなと思う。

 

(あれ。。。嫌いだったはずがなんか応援してるけど)

 

 

絵本は好みが分かれて当然。異質なのは今に始まったことではない。

私にとって『ママがおばけになっちゃった!』はかなり異質。

 

情熱大陸後も、作品自体は好きになれない。

これからも好きになれるかどうかわからないし、好きにならなくてもいいと思う。

 

ただ、絵本作家全体で見れば、もっともっと異質な人(ゆえに天才)はたくさんいる。

例えば、長新太氏や元永定正氏など。

これらを受け入れ難いとする人もいるはずだ。

 

これから先もずっと

 

「なんじゃこりゃ!?」という作品や作家が世に出てくるだろう。

その時に、なるべく寛大に視野を広く持ち、受け入れようとする心をもっていたい。

 

批判を経て、雑多なものの中からきらりと光るものが産まれるものだと思う。

 

 

 

まとめ 情熱大陸にまんまとはめられた。

【情熱前】

大人に媚びた内容の本を作りやがって!!

【情熱後】

より多くの人に手に取ってもらえるテーマですね

 

 

 

【情熱前】

死や人生など子どもには重い内容を扱いやがって!!

【情熱後】

親子で深いテーマに向き合う時間を作れますね

 

 

 

 

【情熱前】

なんの芸もないストレートな文章じゃねーか!!

【情熱後】

単純でわかりやすいですね

 

 

でも、作品は買わないからね!

た、立ち読みくらいはしてもいいけど。

 

※番組の中には「え?」って思う箇所もありましたが、

もはや重箱の隅レベルなので言及はしません。

 

 

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一応、貼っとくけど、宣伝じゃないよ!! 

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