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【母乳育児】乳頭の出血を放置すると乳腺炎になるかも!?【危険】

 

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授乳して初めて知った、赤ちゃんの吸引力。あのふにゃふにゃの柔らかい体のどこにそんなパワーがあるのか。おなかにいた頃の栄養供給源であった臍帯がなくなり、赤ちゃんも生きていくために必死です。

 
授乳における乳首の痛み。母乳育児をしたお母さんならば経験したことがあるのではないでしょうか。ひどいときには、出血する場合もありますよね。
 
ちょっとした傷や出血は大したことがない?!
 
いいえ、トラブルの前兆です!
 
わたしは、出血を放っておいたために、乳腺炎にかかってしまいました。たかが出血と安易な気持ちでいたことをすっごく後悔しました。

 

結論としては
授乳時の傷や痛みは、我慢も放置もトラブルの元。これマジです。
 
 

乳頭の出血にいたる経緯

この辺は箇条書きで。
 
・子ども7か月のころ
・離乳食があまり好きではなく、メインは母乳
・1日に6回くらい授乳
・歯が上下とも生えている
・授乳時に乳首を強く噛むこと多し
・その都度指を口内にいれて離す
・次第に離そうとするとより強く噛む
・無理やり引きはがそうとするとかみついたまま泣きわめく
→右乳首に0.5mmほどの切り傷ができる。
 
 

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出血があるときの授乳の辛さは苦悶です。
 
傷口に塩を塗る まさにそんな感じです。
 
普通の切り傷は、時間がたつとかさぶたになりますが、一日数回授乳しているとかさぶたになりようがない。
また子どもの口に入る部分ですから、普段使う薬は使えません。
 
一方、子には噛み癖がついてしまい、傷口をえぐるように噛みつくこともあります。どんどん傷口が深くなってしまいました。地獄でした。
 
さっさと病院に行けばよかったのですが、ちょっと我慢すればいいか、と思って様子見。この判断がダメだった。。。
 
結局、痛い方の右乳はあげるのを控えめに。
そのせいで、乳腺が詰まったようになってしまう。
 

痛いほうの右乳から、血混じりの母乳と膿が出てる!!

授乳を控えめにしていたほうのお乳は、常時張ってしまう状態。次第に子どももなぜか飲まなくなってしまいました。でよく見ると、&膿が混じっている!それで味がおいしくなかったのか!?な~るほどと納得して・・・る場合じゃない。
 
とにかくこれはまずい、と思い産婦人科へ。
 

診断は急性化膿性乳腺炎

  急性化膿性乳腺炎は、主に授乳期の女性に発症する病気です。赤ちゃんは、生後1か月もすると乳歯が生えてきますが、その乳歯で母親の乳首に細かな傷が生じ、そこから乳児の口の中にある黄色ブドウ球菌などの細菌が感染します。細菌は乳腺組織を通じて広がり、炎症を起こします。また、乳腺に乳汁がたまって起 こるうっ滞性乳腺炎が移行して、急性化膿性乳腺炎となることもあります。症状としては、乳房は赤くなって腫れ、上皮のひび割れ、激しい痛みと熱感を覚えま す。感染が進行すると、乳腺内に膿のかたまりである膿瘍ができ、38℃以上の高熱が出ます。乳汁に血液や膿が混じることもあります。この場合は、授乳を中 止して、抗菌薬によって炎症を抑えます。超音波検査などで膿瘍が確認できたら、膿汁を取り出して原因菌を特定し、有効な抗生剤を投与します。膿瘍を切開し て排膿を行うこともあります。(編集:QLife)
 
胸の痛み以外に発熱等の症状はなかったため、比較的軽度だったのだと思います。傷口から黴菌が入ったのが原因なのか、または、右のお乳が張りすぎて詰まったのが原因かは、正直よくわからないとのこと。
 
しかし看護師さんにこういわれました。
 
「今日から3日間、毎日4時間の点滴してもらいますので。」
 
へ?! 4時間も?
 
なんと、抗生物質投与に1日4時間もかかるんです。
別に痛いものでもないけれど、当時3歳の長女と0歳児を引き連れて4時間はきついな~と。
 
その診察を受けたときすでに15時とかで、これから4時間も点滴したら、7時?
夕飯はどうしよう?洗濯物未だたたんでないし?
 
とか不都合がありまくりました
 
旦那に緊急事態宣言をしてなんとかしましたが(苦笑)
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そんなわけで、点滴を3日間し終え、無事に右胸が復活。
診察費用は手元にはありませんが、計1万円はいかなかったと思います(多分ね)。
 
ただ、悪化すると、手術して膿を書きだしたりということもあるそうなので、
私は未だマシだったんです。
 
乳頭の傷は馬鹿にはできません。
 

乳頭が痛いなと感じたら傷口のケアを忘れずに

赤ちゃんの唾液を汚いと思うお母さんは少ないと思いますが、菌がいっぱいです。傷口から菌が侵入してしまうと乳腺炎のきっかけに。なるべく、傷を作らないよう、少しでも痛みがあればケアをしましょう。
 

1授乳時以外は馬油で乳頭ケア 

ソンバーユ 無香料 70ml

・乳頭に馬油を塗り、ラップで保護
・授乳時には軽くふき取る
 

2事前に搾乳し、お乳が出やすい状態にしてから授乳

 

3傷口に赤ちゃんの口角があたるように(下あごがあたらないように)体勢を変えて授乳する

 
※痛いほうのお乳を休ませる、という手段もあるります。その場合は搾乳するなどして、張りすぎないように。私が搾乳しきれなかったのが原因で乳腺炎になった可能性もあります。
 
それでも、痛いなと思うのであれば、かかりつけの産婦人科助産院に診てもらいましょう。痛くない授乳のさせ方のコツやケア方法を教えてもらえると思います。
 
虫歯と一緒で放置はよろしくありません。。
 
 
お子さんのためにも、適切な処置を!
 
 
 
 
母乳育児のすばらしさを記事にしてみました。(ちょっとふざけ気味)