Facebookで子どもをネタにする親に「イイネ!!」できない理由
追記)あくまでも、氏名や顔を公表した状態の子どもを無断でネタにしていることについて述べました。写真掲載そのものや記事内容が子ども傷つけないものについて言及しているわけではありません。
先日投稿したこちらの記事について。
これほど不快な企画なのに、あまり否定的な記事や意見がなかったので、投稿したところ、ツイッターでも少し拡散されたようで、突然アクセス数が10倍に増えた。アクセスが増えたといっても、私の意見に賛同されたのか否かはわからない。多少、共感のコメントもあるが、なおもお子さんの排便顔を晒すツイートや動画は増え続けている。この企画への賛否が世間的にどうなのかは知る術がない。
今回のこととは少し話がそれるけれど、知人で、中学生のお子さんのことをバンバンFacebookに投稿している人がいる。それは、”友人のみ公開”だから、たぶんあんまり警戒してないんだろう。顔はもちろん出していて、どこの学校に通っているかも名前も晒してる。
それで、
「今日もテストで50点。パパに似ておばかだな~(笑)」
「○子は野菜が苦手なの。トマトを食べるとこんな顔になります(変顔の写真)」
とか、本当に他愛ないことなんだけど。3日に一回くらい子どもの記事を投稿している。
周りのそこそこの年齢の大人も交じって、(・∀・)イイネ!!(・∀・)イイネ!!とたのしくコメントしあってる。別に悪い人たちに悪用されることがないって安心してるんだろうけど。かなり嫌悪感を覚えていて、申し訳ないけれど非表示設定にさせていただいた。
子どものプライバシーや権利って親が守るものではないのか
もし、自分が子どもだったとして、親の知り合いが皆自分のテストの点か、苦手な食べ物を食べたこととかを知ってると思ったら気持ち悪くない?これ、子どもの許可取ってんの?っていつも思う。(実際、許可云々では片付かないけれど)
口が軽い人って、秘密をペラペラしゃべる人だけじゃない。一見どうでもいいこともペラペラしゃべる人、いるでしょ。「○○さん、今日スーパーでステーキ買っていったわよ」とか、「あそこの○○さんは車買い替えたわね」とか。何でもかんでもしゃべる人、わたしはとても警戒する。
自分のことを、直接話していない別の誰かが知っているのは怖いし、気持ち悪い。
伝言ゲームのように、話が変わって伝わるのも嫌だ。要らぬトラブルのもとになるから。実際、迷惑をこうむることもかなりあって。いくら良い人でもそういう人とは接したくない。悪気がないからたちが悪い。さらに、FACEBOOK上で口が軽い人は手に負えない。なぜなら一気に100人とか1000人とかの単位で話を拡散することができるから。
自分が子どもだったらどう思うか。子は親の所有物ではない
話は戻って自分の親が、Facebook に自分のことをガンガン投稿してたらどうよ。
ここからは、私自身が小学生だったらどう感じたか、めっちゃ主観で述べますが、はっきり言って 幻滅します。自分のことをネタにして、周りの大人たちで(・∀・)イイネ!!しあってるなんて・・・ショックと怒りでおかしくなりそう。ばあちゃんちに家出してるだろうよ。
例えば、元気ですとか、部活で優勝したとか、子どもにとっても良いことを中心に時々、ぽつりぽつりと投稿するならいいと思う。あとは匿名のブログとかね。でも、知り合いの○○さんのお子さんの○太くん、まで特定されているうえに、3日に1回その様子を更新されたら・・・。自分のことをすごく詳しく(もしくは曲解されて)知っている人が、全国各地に膨大な数で存在するわけでしょ。(その知人の場合はお友達が200人もいる)まぁ、なんと気持ちが悪いこと。
それ仕掛けてるの親でしょ。
親に対する不信や反抗の原因を親自らが作ってるわけでしょ。
そこまでして、いいね!がほしいかなぁ。よくわからない。
もう口にするのも嫌悪感であるぷりぷりナントカ企画でもいえることだけど、子どもの権利って親が守ってあげなくてどうするの。子どもは、自分の顔がFACEBOOKでばらまかれることの意味とかよく分からないだろう。だから、ネットでむやみに写真を公開してはなりません、って教えてあげるほうでなくてはならないのに、自ら広めるとはなぜなのか。。
結局子どものことを自分の所有物だと思っているということかもしれない。
でも、一度世に出た情報は回収できないよ?