【絵本】野菜嫌い克服まではいかないが興味を持てた”おやおやおやさい”
おやおや、おやさい (幼児絵本シリーズ) 石津ちひろ 福音館書店 2010-06-10 売り上げランキング : 3908
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そらまめそろってマラソンさ
読み聞かせた年齢:2歳9か月
ラディッシュだんだんダッシュする
きゅうりはきゅうにとまれない
こんな楽しい言葉遊びが繰り広げられるのは野菜たちのマラソン大会。語呂がよく、声に出すと爽快である。子どものお気に入りは、『かぼちゃのぼっちゃん かわに ぼちゃん』。ダジャレやユーモアの世界に触れるにはおススメの絵本。ちなみにタイトルに”やおや”が隠れているのは作者のいたずら・・・?
擬人化された野菜たちが走る!
11の野菜が登場し、一生懸命マラソンを走る。表情が豊かで、どの野菜も愛らしい。とうがらしのとうさんはステキなヒゲが生えていたり、トマトは可愛い兄弟に描かれている。絵には、この野菜たちの性格のようなものも滲み出している。読むのはもちろん、細かいところまで見て楽しむことができる。
☆読み聞かせの反応☆
当時2歳半だった娘は好き嫌いが多かった。野菜は、ニンジン以外はほとんどダメ。家に畑があり、自分で採ってきたものも食べない。そんなわけでこの本を読んで、食べるようになったか?というと答えはNO。ちょっとだけ期待したけれど、人間、そんなに急には変わらない。そんなに絵本の影響力が強すぎたら、逆に心配。しかし一生懸命マラソンをしている野菜たちを見て、野菜への興味は増した。変化はこれくらいで良い。野菜売り場でまだ見たことのないラディッシュを探したり、セロリのにおいをかいで「うひょー」と絶叫したり。少しずつ、気長に子どもの好奇心のスイッチが押されるのを待ちたいと思う。
【読み聞かせノートより】(字が汚すぎてもはや暗号解読に近い)
くだものバージョンもおすすめです↓