【絵本】梅雨におすすめの絵本『だれのかさかな』【0歳・1歳】
梅雨の時期は、外遊びができず家にこもりがち。
そんな時は図書館に出かけて、楽しい絵本を借りてみてはいかがでしょう。
今回ご紹介するのは梅雨におすすめの絵本。前回紹介した『ゆかいなかえる』は3歳ごろ~のおすすめ絵本でした。
今回は0~2歳向け、東君平氏による『だれのかさかな』です。
親しみやすくわかりやすい絵
登場するキャラクターはみんなまんまるおめめで優しい表情をしています。お子さんにとっても親しみやすいのではないでしょうか。
はっきりとした輪郭線と色づかいなので、赤ちゃんでもわかりやすい点がおすすめです。
クエスチョン→アンサーの繰り返し
「だれのかさかな」
「あかいかさだよ」
「りすさんのだ。チョッキとおなじ」
このようにして、全部で4つの傘が登場し、誰の傘だろう?と問いかけ、その答え、と進んでいきます。
この繰り返しは赤ちゃんの読む絵本にとって重要とされています。めくるたびに「何だろう?」とわくわくさせてくれます。
そして、こうしたクエスチョン→アンサーで進む絵本の良い点は、読み手もテンションを上げやすいことだと思います。毎回、次に何が登場するかをわかっていながらですが、
「だれのかさかな~~~~?」
「りすさんのだ!!!」(本文に!はありません)
と読んであげると喜んでくれます。
こっちも気持ちが乗りやすいと言いますか。中にはしっとりと読むべき絵本もあり、それはそれで大切だと思いますが。盛り上げつつ読むのも楽しかったりします。
ってこんなにアゲアゲで読んでいる人は他にいるのかどうかわかりませんが。
舐めても噛んでもOK!赤ちゃんに安心して渡せる
厚手の紙で製本されており、赤ちゃんがやや乱雑に触ってもOK。この本にかかわらず、厚手の絵本は贈り物にもおすすめです。
やっぱり、プレゼントされた側からすると、頂きものをかじったり破いたりするのは気が引けて、安心して読ませられないんですよね。
かじったりするのも愛着があるからなのでしょうけれど。
※子どもの感想
1歳半ごろから読み聞かせをしました。そのころには、次の展開が大体わかるようになっていたので、ページをめくる前に答えを言ったりしていました。私も楽しい思い出があります。
特に、子どもは傘や合羽が大好き。雨が降るたび何気なく差している傘。大人には見慣れたものであっても、子どもにとっては興味津々。
雨の日でも、傘をさせるだけで楽しいなんて・・・子どもの感性って本当に素敵だなぁとつくづく思います。