Ema手帖 ~妊娠・出産・育児の体験談やおすすめ絵本のご紹介~

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【絵本】”あおくんときいろちゃん”に見られた祖父の影響

我が家の娘(4歳)は、80代の祖父が大好きで、

日中はべーったりひっついています。

80代の祖父の友人や近所の人たちも80代なので

いろんなことに影響を受けています。

 

最もわかりやすいのが話す言葉。

 

ティッシュは”はなかみ

マフラーは”えりまき”・・・ではなく”くびまき

しかも声もデカい。

 

スーパーで

はなかみで拭いて~~!!

と叫ばれると恥ずかしい思いをします。

 

そんな祖父と仲良しの娘。

読み聞かせも毎日してくれて本当にありがたく思っています。

私とは全然違うので、それもまた面白いのでしょうね。

 

3歳のころに読んだのが、あおくんときいろちゃん

あおくんときいろちゃん (至光社国際版絵本)

スイミーと同じ作者の、レオレオーニ氏の作品。

こちらもまた、印象的な作品です。

 

ただの丸に命を宿す。タイトルの大切さ

原題は”Little Blue and Little Yellow” といいます。

 

直訳すると

ちいさなあおとちいさなきいろ

or

"かわいいあおとかわいいきいろ"

ですが

これだとしっくりこない。

 

パッと見、ただの丸ですし。

 

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しかし”あおくんときいろちゃん”というタイトルにすることで、ただの丸が一気に生命力を持つようになるんです。だから、ただの丸が悲しそうに見えたり喜んているように見えたりする

 

くん、ちゃんをつけることで名前になる。

名前になると命が宿る。

 

これってとても不思議だけど面白いことですよね。たとえばお人形でも、○○ちゃんと名前を付けて呼んでいるうちに、おもちゃではなく”○○ちゃん”と独立した固有の存在になるんです。

そんなわけで読み聞かせをしたのですが、

最初の反応はいまいちでした。

なぜならば

 

あお+きいろ=みどり がわからない問題

この作品は、

あおくんきいろちゃんが仲良しで、ある時二つが重なって

みどりになる

というのが話の肝なのですが、

 

読むたびに「なんで緑になるの?」と質問が。

青と黄色が混ざると緑色になるんだよ、と説明しても3歳児には、あまりピンと来ていない。

そりゃそうですよね。

 

で、疑問はなるべく早く解消してやりたいと思い、

100均の絵の具を買って混ぜてあげました。

ちなみに初めての絵の具遊び。

 

色と色が混ざると別の色になる、というのは

とても衝撃だったようで目が真ん丸。

絵の具遊びって若干面倒なのですがやってよかった!

 

”あおくんときいろちゃん”を読むたびに絵の具と一緒だね、というようになりました。

 

でも・・・青と黄色を混ぜた色を見て一言

 

「おかあさん、 これあおだよ」

 

「・・・え、みどりだよ」

 

「あーおー!」

 

 

年寄り語(みどり=あお)が発動。

 

結局その日は、娘の主張通り青ということで終わりました。

混ざると色が変わるということを理解したのでまあいいや。

 

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