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体験談!臨月(妊娠中)に親知らずを抜歯したら辛すぎた話

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妊娠中は虫歯になりやすい。

けれど妊娠中はつわりやお腹が大きくなるとお出かけしづらいこともあり、痛みがなければわざわざ歯医者に行く人も少ないでしょう。

 
BUT
 
歯の事を甘く見てはいけません。
 
わたし自身、予定日2週間前に抜歯する羽目になりました・・・。
 
この記事は、こんな私を反面教師として頂ければと思い書きました。
 
 
最もつらいのは
強い痛み止めがのめない = めちゃ痛い
ということ。
 
・妊娠を希望している人は、歯を直しておくこと!
 
・妊娠中の人も気になるのであれば、安定期に入ったら診察を受けておく。
 
これはとても重要です。
 
 
それでは、私が抜歯に至った経緯をご紹介します。
 
 

歯石除去をしたら右上の歯が痛みだす(予定日3週間前)

・歯磨き後、右上の奥歯がズキズキ痛むことがある
・↑さほど気にならない
・妊娠中は医療費が控除されると知る
・だったら歯医者に行ってみよう(私はケチである)
・ついでに歯石除去もしてもらおう
 
というわけで、歯石除去を目的に歯医者へ。
(このころはまさか抜歯するなんて思ってもいなかった)
 
~問題の親知らずを見てもらう~
 
先生 「痛みの原因は親知らずが虫歯になっている可能性があります。
レントゲンで見ればわかりますが・・・
妊娠中ですし、通常のレントゲンはやめておきましょう。線量の低いものにしておきます。」
 
わたし「そうですね。いまは、痛みが引いているので、このまま耐えられるかもしれません」
 
先生「抜歯するとなると負担にもなります。もし今我慢できそうなら、産後落ち着いてからの方が良いと思いますよ。」
 
 
 
~歯石除去~
 歯石除去自体は痛くない
 
 
衛生士「おつかれさまでしたぁ。歯磨きの時には歯ブラシで歯茎をマッサージしてくださいね♪」
 
 
~その日の夜~
 
言われた通りに歯茎をマッサージ。
 
しかしこの刺激が強かったのか、その直後にズキズキと痛みだす
苦悶しながら寝る。
 
~翌朝~
 
痛みが全くなくなる。
 
わたし(あの痛みは気のせいだろう・・・。抜歯恐いし、このまま痛くなりませんように)
 
 
 
 
だが、朝食後の歯磨き後、さらに痛む。
 
→しばらくすると和らぐ
 
 
歯磨き→ 2h痛む→ マシになる→ 食事→
→歯磨き→ 2h痛む・・・・の繰り返し
 
 
 
 
歯磨きをすると2時間ほど痛み、ゆっくり収まっていく、これが数日続きました。
 
 
 
これがマジで耐えられない。
 
なんたって痛み止めが飲めないのです・・・
 
最初はズキズキという激しい痛み。
のちにズーンという鈍い痛みに。
 
ご飯もロクに食べられず、歯も痛くて磨けず、精神的にも落ち込みました。
 
 
2日間ほどでもう耐えられないと判断。
 
 
このまま出産まで我慢できない!なんでもいいから抜歯してくれ~!!
 
 
となりました。
 

痛みに耐えきれず親知らず抜歯(予定日2週間前)

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 上顎でまっすぐ生えてきているので、先生曰く
「抜歯は楽勝だよ~」とのことで一安心。
 
余裕綽綽でいたら、
 
 
 
なななんと麻酔がすげー痛い。
 
 
 
 
 
 
 
 
痛いと聞いていたけれど、それ以上になんかつらい。
 
 
 
 
 
口を全開にあけた状態でゆっくりゆーっくり麻酔を注入。
 
 
 
口開けっ放し。
 
 
フガフガフガフガと一分間耐える。
 
 
 
 
息できないし、顎いたいし、目が回りそうでした。
 
で、抜歯自体は一瞬で終わりました。確かに楽勝かな。
 
 
 
 
 
「ミシッ」って音がしました。
 
 
 
 
 
 
抜けた歯を見てみると、根元が少し黒ずみ、やはり虫歯になっていた模様。出血も少なかったです。
 
 
歯は記念にもらって帰りました。え、見たい?
 

 
 
 

本当の試練はここから~カロナール効かない地獄

 抜歯後は痛み止めが処方されました。
妊娠中でも安全といわれているカロナールと抗生剤。
 
痛み止めは毎食後に一包ずつと書いてありましたが、効かなかったら1包追加しても大
丈夫とのこと。
 
 
(うん、全然きかなかったよ。カロナール君。)
 
 
とりあえず、会計後にその場で1包のむ。
 
麻酔でしびれた右顎をさすりながら、帰宅。
 
すると、すぐに麻酔が消え、ものすごい痛みが。
 
・抜歯したところが痛い
 
・なんかこめかみも痛い
 
・食欲がない
 
・痛みが和らぎ、食事したら穴に詰まり不快極まりない
 
・取ろうとすると刺激になって痛みだす
 
・取れずに放置したら口臭がもう・・・
 
 
こんな感じが5日間つづきました。
 
カロナールが全く効いてくる気配もなく
てか抜く前より痛くね?)
 
ひたすら耐える修行でした。
 
カロナールは子供にも使うような薬で、効き始めるまでに時間がかかるそうです。私の場合、朝9時ごろに飲んで、お昼の2時ごろに効き始めました・・。
 
 
効き始めるまでに5時間。
 
結局倍量の1包ずつのんでいたので、一瞬で薬がなくなり、追加で3日分くらい処方してもらいました。
 
最初は冷やしていたんですけど氷で冷やすのはダメです。
血液循環が鈍くなるので直りが悪くなってしまいます。
冷やしているときは一瞬和らぎますが、やめたとたんに痛みが強くなって、返ってきます。
 
痛みが引いたのは、抜歯の5日後。でもこれは、かなりマシなほうだと思います。下あごで、しかも水平埋状タイプだともっとかかると言われました。
 

その後は特に問題なく治療終了

抜歯から1週間後、予定日の一週間前になるころには痛みも引き、穴もちょっとふさがっていました。特に問題もなく終了。ほっと一安心・・・。
 
その後、無事出産に至りました。陣痛の痛みのがそりゃもう強かったですよ。でも、産後のご飯もおいしく食べれるし、子どもの世話をしながら歯の治療はかなり難しいと思うので、結果的にこのタイミングでよかったかな、と思っています。
 
妊娠中、しかも臨月での抜歯でとても悩みましたが、結果的には抜いておいてよかったです。
 

おまけ:抜歯後の穴につまった食べかすをとるには

放置しておくと悪臭で大変なことになります。
無理やりとるとドライソケットのリスクがあるのでやめましょう。
 
いろんな方法を試しましたが、
 
・うがい(歯磨き後にするグチュグチュをひたすらする)
・入浴時にシャワーを充てる
 
このふたつが、刺激が少なく最もよく取れる方法だと思いました。
 
米粒は全く取れず、すっぽり収まってしまうので要注意です。抜歯当日の主食はゼリーでしたね。
 
親知らずを抜いた日から数日は、これまで通りの食事ができないので覚悟が必要です。ついでに、抜歯していない側で噛み続けていたので、左顎もかなり痛かったです。
 

まとめ

・通常使用するレントゲンが使えない=歯の状態が正確につかめない
・通常使用する痛み止めが使えない=めっちゃ痛い
・食欲がなくなる=おなかの赤ちゃんにも影響が
 
等々、妊娠中の歯科治療は、本人はもちろんのこと赤ちゃんにもリスクがあります。
 
妊娠前に治療しておくことが本当に重要だと思いました。
妊娠中であれば、安定期に診察してもらうことがおすすめです。
 
 
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