妊娠中から読みたい、母性が芽生えるももんちゃん絵本!おススメ5作品紹介するよっ
これから子育てをされる方にぜひおすすめなのが絵本”ももんちゃんシリーズ”。シリーズ第一作目は、2001年に出版された『どんどこももんちゃん』。以来、2016年3月までに計20作品が生まれています。
あまりにも有名な作品なのですが、シリーズ第一作品”どんどこももんちゃん”が2001年出版なので、比較的新しい絵本。
20代、30代の親世代が子供だった頃にはまだ存在していませんから、お子さんが産まれるまで読んだことがないという方も多いのでは。
私も妊娠するまで知りませんでした。
自分の子どものころに読んだ、などのなじみがないと、手に取りにくい、という人もいるでしょう。
けれどももんちゃんシリーズは、本当におススメ!押し付け気味にでもすすめたい!
必ず書店に置いてありますから、ぜひ一度ご覧になってください。
出産祝いやお子さんのお誕生日プレゼントにも喜ばれること間違いありません!
ももんちゃんとは
作者は絵本作家のとよたかずひこさんです。
1947年宮城県生まれ。早 稲田大学第一文学科卒業。主な作品に『でんしゃにのって』などの「うららちゃんののりものえほん」シリーズ全3巻、『バルボン さんのおでかけ』などの「ワニのバルボンさん」シリーズ全5巻、『ブップーバス』などの「あかちゃんのりものえほん」シリーズ全4巻(以上アリス館)、 『やまのおふろ』などの「ぽかぽかおふろ」シリーズ(ひさかたチャイルド)、『どんどこももんちゃん』[第7回日本絵本大賞]などの「ももんちゃんあそぼ う」シリーズ、『おにぎりさんがね・・』などの「おいしいともだち」シリーズ(以上童心社)がある。紙芝居作品に『でんしゃがくるよ』『もみもみおいしゃ さん』(以上童心社)などがある。
ももんちゃんはね。桃太郎のイメージがあったんです。主人公は男の子のつもりで描いているんです。『どんどこももんちゃん』の中で、くまさんを倒 すという場面も最初は桃太郎のイメージがあって。あかちゃんがくまを倒す、力強いですよね。そんな「スーパーあかちゃん」というキャラクターは後からつい てきて。確かに「うちの子にそっくり」という声は多いんですよ。どちらかというと、女の子の方が多い。だから、あんまり男、男って言うのはやめたんです。
絵本ナビ とよたかずひこさん インタビューより
ももんちゃんはももの形をした赤ちゃん。常におむつをはいています。あかちゃんだけれど、くまを倒したり、野原でひとり昼寝をしていたり。なんかスゴイ!
でも、お母さんが大好きなところとか、ちょっとしたことで泣いてしまうところとか。そこは、赤ちゃんらしい赤ちゃんなんですよね。よしよししてあげたくなる、とってもかわいいあかちゃんなのです。
助産師も、先輩ママもおススメしていたももんちゃん絵本
私が作品を手にしたきっかけは、出産した病院の助産 師さんがイチオシしていたから。 おひとり、非常に絵本が大好きな方がいました。私が積極的に絵本を読む世になったのもその方との出会いが大きく影響しています。その助産師さんのおすすめ 絵本リストが、クリニックの掲示コーナーに紹介されていたんですね。(結構アットホームな雰囲気のクリニックでした)その中にあったのが『どんどこももん ちゃん』。ほかの先輩ママ方も、これはいいよ~とおすすめしてくれたこともありさっそく読みました。
結末に胸がきゅーんとしましたね。まだ見ぬ赤ちゃんに早く読んであげたい!そんな気持ちになりました。以来、ももんちゃんをこよなく愛しています。もちろん 子どもたちも大好きです♪
ももんちゃんが好きな理由、なぜおすすめなのか。
ももんちゃん=自分の子ども と重なって見える
ももんちゃんは、うちの子の1~2歳頃によく似ています。他のお母さんもきっとそうお感じではないでしょうか。喜怒哀楽を素直に表現してくれるところや、泣くのをちょっとだけ我慢するんだけど、こらえきれず大泣きするところも似ています。だから、ももんちゃんが泣いていると悲しいし、笑っているとうれしい。まるで自分の子どもを見ている様です。ももんちゃんの本を開くと、優しい気持ちになります。ついついイライラしがちな自分ですが、自分の母性が取り戻せる気がします(笑)
読んでいて楽しい語感とリズム
「ももんちゃん」シリーズというと、本当にお母さんたちの人気がすごく高いという印象があります。その理由の一つとして、実際に声に出して読んでみるとよ くわかるのですが、何回繰り返して読んでも楽しいというのが大きくあるように思うのです。子どもというのは、繰り返し繰り返し「よんで!」という事が多い のですが、これが意外と大変。でも「ももんちゃん」シリーズは、テンポや間の良さだとか、「どんっ」「のっしのっし」「ぽっぽー」などなど繰り返しの言葉 の面白さだとかがあって、読んでいてとても気持ちがいいし、飽きないというのもあって。そういう意味でお母さんたちも読んでいるうちに、どんどんこのシ リーズにはまっていくのかもしれません。
とよたかずひこ作品全般に言えることですが、文章がリズミカルで楽しいのです。
「どんどこ どんどこ どんどこ どんどこ ももんちゃんがいそいでいます。」
「まてまて、まてまて、ももんちゃん」
などなど。声に出して読むと、読み手も聞き手もなんだか楽しい。単純でわかりやすい言葉の繰り返しなので、子どもも覚えやすいのが良いですね。擬音語がたくさん登場するので、よりゆたかな表現力を習得するのにも役立ちます。
子どもの中に幼い母性が芽生える
ももんちゃんの一生懸命でけなげな姿。わたしだけではなく子どもも温かいまなざしで見守っていました。
母性=母親特有のもの ではありません。2~3歳ごろのお子さんでも”幼い母性”を育むことが可能です。要するに自分より小さな子を守りたい、可愛がりたいという気持ちのことですね。幼い母性が芽生えていると、心の優しい、思いやりのあるお子さんになることでしょう。ももんちゃんは、そうした子どもの心を育む絵本といえるのではないでしょうか。
ももんちゃんは存在してる
あ、怖い話でもないです。やばい話でもないです。
何とも表現しにくい・・・自分の表現力の低さを悔やみます。
なんといいますか・・・
最初見たときは(物語を読む前)もものゆるキャラくらいにしか思っていませんでした。ですが、作品を読んで以来、絵本のももんちゃんに命があるように思えてくるのです。架空の世界の架空の物語ではなく、どこかにいるであろう”ももんちゃん”のワンシーンが、とよた先生によって絵本で紹介されているんだなという感じがしています。
それは、やっぱりももんちゃん=自分の子と重ねているからなのか、ももんちゃんの読み聞かせが日常生活の一部になっているからなのかわかりません。どちらにせよ、ももんちゃんそのものが活き活きとしていて生命を感じさせる存在だからだと思います。
母性本能を育む!おススメももんちゃんシリーズ5作品
ここからは独断と偏見で、ももんちゃんシリーズの中から、「母性本能をくすぐる5作品」をご紹介!私たち親子の”ももんちゃん愛”を感じていただければ幸いです。
『どんどこももんちゃん』
おむつ姿のももんちゃん。どんどこどんどこ どこへ行く?危機を乗り越え向かった先は・・・ 細かい説明は致しませぬ。まずはこれを読んでみてください。
妊婦さんであれば、早くこの絵本を子どもに読んであげたくなるでしょう!転んだり泣いたり困難に立ち向かったりするももんちゃん。読んでいるうちに、もう気持ちはすっかりお母さん。もしイマイチであれば、お子さんが1歳すぎたあたりから一緒に読んでみてください。胸がきゅんとなり、目の前の子どもを抱きしめたくなるでしょう!ラストのシーンは、お子さんも一緒に「とん」と飛びつかせてあげてくださいね。
余談ですが4歳の子どもはこの本をぽぽちゃんに読んであげて、最後に自分に飛びつかせていました。すっかり、ぽぽちゃんのママです。
『すりすりももんちゃん』
子どもへの愛情表現のひとつが、頬を寄せ合う”すりすり”のスキンシップ。きんぎょさん、ひよこさんたちと、楽しくすりすり。しかしトゲのあるサボテンさんとすりすりすると「いたっ」。
涙を我慢しておかあさんのもとへ走る姿にこちらもウルウル・・・。
よしよししてあげなきゃ!とこちらの母性本能が全開です。「ごめんなさい」をテーマにした作品ともいえるかもしれませんね。
『ももんちゃんえーんえーん』
http://www.ehonnavi.net/ タイトルの通り、「泣く」そして「いいこいいこ(あたまなでなで)」を題材にした作品で す。ももんちゃんがお昼寝をしていると、ひよこさん、ひつじさんが泣きながらやってきます。最初は「いいこいいこ」とあやしていたけれど、どうにも泣き止 まず。ももんちゃんもついに「えーんえーん」。
(こんな感じでした↑)初めての子育てで、つらかったのが夜泣き。大泣きされると自分も一緒に泣いてしまうこともしばしば。ももんちゃんに当時の自分を重ねてしまいました。おもいだすとうるうるしてしまう・・・。 『ももんちゃんし~』
http://www.ehonnavi.net/ねこさんやいぬさん、にわとりさんがにぎやかにおさんぽしています。するとももんちゃんがでてきて「し~」なぜならそこにはお昼寝中のおともだちが・・・。 静かにしようの「し~」のポーズを題材に、ももんちゃんの優しさを感じられる作品。すやすや眠っているおともだちをそっと見守る、大人びたももんちゃんをみることができます。(昼寝を見守るももんちゃん)3歳くらいになると、子どもも赤ちゃんに対して少しだけ、お兄さんorお姉さんになって接しますよね。まさにそんな感じです。心優しいももんちゃんにほっこりします。 『なでなでももんちゃん』
http://www.ehonnavi.net/「きんぎょさんとおばけさん おなかいたいんだって」「ねえ きんぎょさんとおばけさんのおな か なでなでしてくれる?」おなかが痛いときにお母さんがなでなでする仕草を表現した作品。おなかが痛くてしくしくしているももんちゃん。
「ももんちゃん かわいそう~」と娘も悲しげ・・・。一生懸命なでなでして元気になった姿に母娘で「ホッ」としました。2016年3月出版と、現時点では最新作です。 他にもたくさん作品がありますが、母性をテーマにした5作品をご紹介しました。ぜひ書店や本屋さんでご覧になってはいかがでしょうか。 まとめ多くの親子に愛されているももんちゃんシリーズ。2001年~2016年3月までに計20作品が出版されています。愛らしくけなげなももんちゃんは、きっとあなたのお子さんにもそっくりなはず!お子さんだけではなく、お母さんにとってもおススメです。ぜひ一度手に取ってみてはいかがでしょうか。 作品へのリンク【Amazon】どんどこ ももんちゃん (ももんちゃん あそぼう)すりすり ももんちゃん (ももんちゃん あそぼう)ももんちゃん えーんえーん (ももんちゃん あそぼう)ももんちゃん し〜 (ももんちゃん あそぼう)なでなで ももんちゃん (ももんちゃん あそぼう) 【こちらの記事もどうぞ】momnote.hatenablog.com